一方、高熱にうなされていた真影は再び¨念¨を受信した。

¨行け…神々の許に…い…まこそ…そなたの…¨

¨え?¨

真影には何の事かさっぱり判らなかったが―
突然、眼前に神々とキリコの闘い映画のスクリーンの様に写し出された。
高熱故の幻想かとも思ったが、それは非常に現実感を伴ったものだった。

キリコの創り出した異空間と電磁波が異常な反応を示すのがありありと感じられた。

¨やめろ!
キリコさん、その術は使うな!¨

そう叫んだ瞬間、真影の姿はヴィラからかき消えた。

磁気嵐がスパークしてキリコが創った亜空間に吸い込まれていった。
本来なら創造したキリコには何ら影響を与えない筈だったが、異常な反応を示してまず、彼女に襲いかかった。

「キャア~ッ。」

キリコの悲鳴が上がった。
被っていた仮面が外れて、崩れた顔面が剥き出しになった。

「仕方ないか。
これも運命ね。」
キリコは自らが創り出した亜空間に呑み込まれて行った。

「おい、
行くな!
マネージャーッ。」

檪は、思わずその後を追った。

「危ない!
最高神。
もう間に合いません。」

早奈谷が止めたが、檪もどす黒い空間へ巻き込まれて行った。
―つづく。