「何故、貴方がここにいらっしゃるのです。
東亜で1泊する予定ではなかったのですか?」

「俺にも、色々と事情があるのさ。」

真影は、大げさに肩をすくめてみせた。

「さっすが、早奈谷君だ。
美形の男子にもモテますなあ。」

早奈谷も険悪な顔付きで真影を睨み付けた。

「…だから、俺を強引に仲間にひきこんだのか?」

「…。」

早奈谷は答えなかった。

「いや、待てよ。と、言う事は―。」

その時、彼は突然悟った。
あの檪の無謀な殴り込み事件の真の意味を―。
―つづく。
この物語はフィクションです。