¨せっかく、ここまで来られたのに?
私、長年人間に化けていたでしょ。
闇蓬来の気配を消せるのよ。
後、沢山の人間がいれば紛れ込んで見事に侵入成功だったのに。
貴方のお仲間の神々強すぎなんだもの。
そうでなければ、私だってこんな手は使いたくなかったけどね。
あの子達は、ここに遊びに来てたのを術をかけて連れて来たの。美人ばっかりでしょ。
いざとなったら人質に出来るしね。¨

真影は呆れて、頭を抱えた。

¨あんたな~、そんな汚い小細工して、ばれたら檪がどれだけ怒るか―想像しただけで気が遠くなって来た―。¨

¨貴方、すごいわ。
あの連中に気取られずに、私と念を交わせるなんて。
大したものよ。¨

キリコは心底、感嘆した。

¨…俺は、別にあんたが女だから忠告している訳じゃない。
それは却って失礼だろう。
だけど―個人的には、やっぱり女性が檪にボロくそにやられるのは見たくない。
檪にそんな真似もさせたくないんだよ。
女の子逹を巻き込みたくないしな。
頼む―今日の所は引いてくれ。¨

キリコは真影をじっと見つめた。
真影もキリコを見つめ返した。