帰り道に尋ねてみても、檪ははっきりとは答えなかった。

「あのおばさん、ペチャクチャしゃべった割には肝腎な所はぼかしていたな。」

「でも、色々判って助かったよ。
早奈谷にも良い報告が出来る。」

「おーい、まだ気付いてないの?」

「え?」

「あの程度の知識は、俺達とっくに承知の上なの。
今回、学長と対談させたのはあんたにより深い知識を与える為だったんだよ。」

「…。」

なんか、ムカつくのは何故だろう。
「さあて、久し振りの東亜だしクラブにでも行って羽を伸ばそうかな。」

「いや、伊來に戻って早奈谷に報告しなければ。
今回の対談が俺の為だとしても、疑問な所を早奈谷と検討しなければな。」

「まっじめだなあ。オッサン、見た目チャランポランなのに、どうしてそんなに真面目なの?」

「見た目チャランポランって。失礼な奴だな。」

「どっち道、俺じゃ空間移動させられないし、帰りたきゃ電車かバスでお好きにお帰りくださーい。」

檪が陽気に言った、その時ー

¨ほう、今回の最高神は、やたらと元気な若者だな―。¨

おどろおどろしい思念が2人を取り巻いた。
闇蓬来!!
―つづく。