「本当に長い時間をかけて、2名の神々は血の滲み出る努力をして果てしもなく広いバハラードを開拓していったのよ。
後に生まれる神々の為に神界の礎を築き上げていったのよ。
やがて次々と新しい神が混沌から生まれでて、自らの務めに従事して、大神シュナク・バズーラの許で大いに繁栄したって訳。
神界は基本的に階級社会でね。
主神と従神という、人界でいえば主人と家来みたいな関係は未来永劫変わらずに続いていくの。
でも、愛情関係は意外と緩くてね、余程の主従関係でない限り愛し合うのは自由、男女でも同性同士でもね。
だって、人の様に生殖して子孫を残す必要がないから。
そういう意味での禁忌がないのよ。
一族というのは、同じ混沌より生まれたものということだから同じ一族でカップルになるのも全く問題ないのよ。
神々はバハラードの混沌より生まれ、そして寿命はない。
バハラードが存在する限り、永遠に生き続けるのよ。」
そこまで一気にしゃべると学長は、ホゥとため息をついた。
「でもね…。
そんな繁栄を極めた神界も異界の干渉による次元の裂け目には勝てなかったのよね。」

―つづく。
この物語はフィクションです。