¨我が情報網にも、その者の正体も何処にいるかさえも全く解明されていない。
そなた達が見出だすのも不可能であろう。¨

¨ったく!
役に立たない知識神だな。¨
檪は、舌打ちをした。
¨―本当にこのままでは、俺ら3人に勝ち目はないぜ。
オッサンはともかく、俺と早奈谷は奴等の言うところの虚無界に追われるのがオチだ。¨

檪は暫く考え込んでいたが―

¨そうだ、絶対神様が御降臨なされたら何かの打開策も出てくるのではないか?¨
¨絶対神様?
ああ、伝説の神か。
神の中の神。
しかし、果たして存在されておられるかも定かではない神だ。
絶対神様の御降臨を願うのは、あまりにも儚い望みというものだ。¨

¨…。¨
大した収穫は何もないまま、檪はシュ・レンカとの交信を終えた。

絶対神―。
神々にとって最後の拠り所といえるその神は実在しているか否かさえ定かではない伝説の神である。
その貴き御名(おんな)は、神々は承知はしていても、決して口に出すのを許されぬ―。
そこまで高い存在の神が顕れてこそ、檪はこの戦いに終止符が打たれると信じていた。
―つづく。