「重根さん…。」
「檪を頼みます。あの子は、親を知りません。
どうか年は近いですが親代わりになって下さいませんか。
市井(しせい)で偶然にあの子を見いだし、これはいけると確信しました。
まだ中学生だったあの子を養護施設から引き取り、育ててきました。
この子は絶対にものになる!
人とは違うものを持っていると感じたのです。
まさか、神様だったとは思いもしませんでしたがね。」
重根は、何ともいえない複雑な笑みを浮かべた。
「あいつ可愛さにロケでは、随分失礼な口をきいてしまいましたね。
すいませんでした。
真影君にもくれぐれもよろしくお伝え下さい。」
「判りました。
では…。」
早奈谷は、彼の前で印を結んだ。
重根にも記憶結界を張った事で、早奈谷と檪の足跡は完全に人界から消去された。
檪は、自室で重根が早奈谷によって別荘まで空間移動されるのを、千里眼で見守っていた。
―つづく。
この物語はフィクションです。
「檪を頼みます。あの子は、親を知りません。
どうか年は近いですが親代わりになって下さいませんか。
市井(しせい)で偶然にあの子を見いだし、これはいけると確信しました。
まだ中学生だったあの子を養護施設から引き取り、育ててきました。
この子は絶対にものになる!
人とは違うものを持っていると感じたのです。
まさか、神様だったとは思いもしませんでしたがね。」
重根は、何ともいえない複雑な笑みを浮かべた。
「あいつ可愛さにロケでは、随分失礼な口をきいてしまいましたね。
すいませんでした。
真影君にもくれぐれもよろしくお伝え下さい。」
「判りました。
では…。」
早奈谷は、彼の前で印を結んだ。
重根にも記憶結界を張った事で、早奈谷と檪の足跡は完全に人界から消去された。
檪は、自室で重根が早奈谷によって別荘まで空間移動されるのを、千里眼で見守っていた。
―つづく。
この物語はフィクションです。