「え? 俺は芸能リポーターなんだけど。」
一瞬、彼が何を言いたいのか飲み込めなかった。
「このような状況でなければ、勿論真影さんのご意志を尊重するべき所なのですが…。」
早奈谷は決まり悪そうに切り出した。
「現在、我々は極めて人材不足なのです。」
「そうなのか。
それで?」
「是非、真影さんのお力をお借りしたいのです。」
「はい?」
「申し訳ありませんが、ここまで我々の内情を知られてはこのまま引き下がっていただく訳にはいきません。」「…。」
「我々も芸能界を引退します。
最高神は、これからが延び盛りで誠に残念ではありますが、やむを得ません。」
「に、人気絶頂のあんた達が引退しちゃったら、
芸能界はどうなっちゃうの―!」
真影はまさに悲鳴を上げた。
「どんな職業についていたとしても、両立は不可能です。」
(そりゃ、そうでしょうよ。
神様業とじゃなあ―。)
真影は頭を抱えた。
えらい雲行きになって来た。