「愚かな!
何故(なにゆえ)に我等は主従が同時に降臨するのですか!
共に戦うを前提としているからではありませんか。」
「…。」
檪は、従者の叱責に不貞腐れて顔を背けた。
「行きましょう。
真影さん、私の手に触れて下さい。」
「あいよ、判った。」
真影が早奈谷に触れると、一瞬で目の前の景色がガラリと変わった。
満月が水面を照らす―
そこは美しい湖の畔(ほとり)だった。
―つづく。
何故(なにゆえ)に我等は主従が同時に降臨するのですか!
共に戦うを前提としているからではありませんか。」
「…。」
檪は、従者の叱責に不貞腐れて顔を背けた。
「行きましょう。
真影さん、私の手に触れて下さい。」
「あいよ、判った。」
真影が早奈谷に触れると、一瞬で目の前の景色がガラリと変わった。
満月が水面を照らす―
そこは美しい湖の畔(ほとり)だった。
―つづく。