どうやら、あれからずっと行動を共にしている口振りだ。
主従関係とはそういうものらしい。
だからっていくら見返したいからって、こんな危険な場面にちょっかい出さなくても―。
だが、止めて素直にいう事をきく相手じゃない。
もうこいつの神様能力とやらに全てを託すしかないだろう。
檪は、いきなりドアを開けて乱入した。
「誰だ!?」
当然の質問がやくざ達から発せられる。
「通りすがりの正義の味方さ!」
檪は偉そうに答えた。
格好が格好だけに、本当にドラマみたいだった。
「それが、レアンかい。
全く諸悪の根源だな。
俺がみんな燃やしてやるぜ!」
檪は右手を2つのトランクに向けてかざした。
黄金色の電流が流れ、トランクは引火して燃え上がった。
せっかくの薬と金を同時に燃やされて、やくざ達は激昂した。
「何をしやがる!
この野郎!!」
一斉に拳銃を取り出した。
「危ないなあ。
そういう物はしまっておかなくちゃ。」
檪は人差し指を軽く振った。
途端にやくざの手から拳銃が落ち、同時に彼等は床に突っ伏して動けなくなった。
念力…か。
神様は超能力も操れるのか。