「うるさい!その名を呼ぶな!」しかし、早奈谷は怯まなかった。「最高神様は、無上の慈悲神であらせられます。何卒、お心を鎮まれますようにお願い致します。」「黙れ!あんたはいつもそうだ。俺のー俺の気持ちを無視しやがって!」何故か涙声ー。この2人は、以前からの知り合いなのか?(そうだ、このガキどこかで会ったぞ。)と真影は思った。それにしても、この状況はまずい。「早奈谷、やばいぞ!このガキ、本気だ。そんなじじいを庇ったら、空世に飛ばされるぞ!」若者は、真影に顔を向けて不敵に笑った。<「このオッさんの言う通りだぜ。俺があんたに甘いと思ってたら大間違いだ。 判ったら、さっさとそこをどけ!」だが、早奈谷は引かなかった。「主の過ちを正すのも、従神の務めであります。どうかお引き下さい。」「これ以上邪魔立てするなら、貴様ごと打ち砕いてくれるわ!覚悟しろ!」「やめろ~っ!!」真影は、必死に2人の間に割って入った。「じじいはともかく、早奈谷は俺の大事な後輩だ。見殺しには出来ん!!」「先輩、危険です!おどきください!」