「まあ、いいさ。
これからは気を付けろ。」
少し落ち着きを取り戻した若者はそう言った。
だが、早奈谷の背後に隠れている老僧の姿に気付くと口元を歪ませて尋ねた。
「おい、お前の後ろにいるじじいは何者だ?」
「この人はー。」
早奈谷が返事に窮していると、若者は瞳を黄金色に光らせた。
「てめえ、あの邪神とつるんでやがった坊主だな。
この俺を事もあろうに人柱にして食おうとしやがった。
絶対に許さん!!八つ裂きにしてくれる!」
若者は右手を突き出して、小声で呪文を唱えた。
途端に僧侶の周辺の草が、まるで鎌イタチにあった如く真っ二つに切り裂かれた。
「ひぇぇーっ。」
老僧は怖れおののいて、その場にへたりこんだ。
「お止め下さい!」
更に攻撃を仕掛けようとする若者と僧侶の間に早奈谷が割って入った。
「最早この僧は何の力も持ち合わせてはおりません。
無益な神罰をお与えになるのは決して許されるものではありません!」
「黙れ!そこをどけ!
従神(じゅうしん)の分際で俺に意見する気か!?」
「お気持ちは判ります。
ですが、今はお引き下さい。
今上(きんじょう)最高神、
シュナク・サーレ様!」
ーつづく。
これからは気を付けろ。」
少し落ち着きを取り戻した若者はそう言った。
だが、早奈谷の背後に隠れている老僧の姿に気付くと口元を歪ませて尋ねた。
「おい、お前の後ろにいるじじいは何者だ?」
「この人はー。」
早奈谷が返事に窮していると、若者は瞳を黄金色に光らせた。
「てめえ、あの邪神とつるんでやがった坊主だな。
この俺を事もあろうに人柱にして食おうとしやがった。
絶対に許さん!!八つ裂きにしてくれる!」
若者は右手を突き出して、小声で呪文を唱えた。
途端に僧侶の周辺の草が、まるで鎌イタチにあった如く真っ二つに切り裂かれた。
「ひぇぇーっ。」
老僧は怖れおののいて、その場にへたりこんだ。
「お止め下さい!」
更に攻撃を仕掛けようとする若者と僧侶の間に早奈谷が割って入った。
「最早この僧は何の力も持ち合わせてはおりません。
無益な神罰をお与えになるのは決して許されるものではありません!」
「黙れ!そこをどけ!
従神(じゅうしん)の分際で俺に意見する気か!?」
「お気持ちは判ります。
ですが、今はお引き下さい。
今上(きんじょう)最高神、
シュナク・サーレ様!」
ーつづく。