「美しき童子よ。我が園の人柱に選ばれし者よ。その身を捧げらるるを光栄と思え。」
頭が激しく痛む。まるで頭の中でガンガンと銅鑼を鳴らされている様だ。
人…柱?
何だ、ひとばしらってー。
雨乞いや築城などに臨む際に、その達成を祈って美しい娘や童子を生け贄として神に捧げる。ー僕をその人柱にする?
何故?
僕がここに呼ばれたのは、荘厳園の宣伝の撮影をする為ではなかったのか?
大僧正は更に近づいて来た。
さっき、異様な姿だと思ったのは、その肩に赤目の白蛇を掛けていたからだった。
にしき蛇程の大きさのー。
白蛇は、二股に分かれた紅い舌をチラチラと出している。当たり前だ。蛇なのだから。
しかし、それを肩にかけている白衣に銀色の袈裟(けさ)をまとった僧侶の舌まで二股に分かれているのは何故だろう?
蛇そっくりの舌をチラチラと揺らして、迫って来る間延びした容貌の僧侶ー。
年の頃は四十半ばかー。
「これで又寿命が百年延びるわー。
我等は人界より出ずる邪神故、空世には行けぬ。
こうして美しき人柱を食らいて生き長らえるが定めー。
童子よ、覚悟せよ。」
ーつづく。
頭が激しく痛む。まるで頭の中でガンガンと銅鑼を鳴らされている様だ。
人…柱?
何だ、ひとばしらってー。
雨乞いや築城などに臨む際に、その達成を祈って美しい娘や童子を生け贄として神に捧げる。ー僕をその人柱にする?
何故?
僕がここに呼ばれたのは、荘厳園の宣伝の撮影をする為ではなかったのか?
大僧正は更に近づいて来た。
さっき、異様な姿だと思ったのは、その肩に赤目の白蛇を掛けていたからだった。
にしき蛇程の大きさのー。
白蛇は、二股に分かれた紅い舌をチラチラと出している。当たり前だ。蛇なのだから。
しかし、それを肩にかけている白衣に銀色の袈裟(けさ)をまとった僧侶の舌まで二股に分かれているのは何故だろう?
蛇そっくりの舌をチラチラと揺らして、迫って来る間延びした容貌の僧侶ー。
年の頃は四十半ばかー。
「これで又寿命が百年延びるわー。
我等は人界より出ずる邪神故、空世には行けぬ。
こうして美しき人柱を食らいて生き長らえるが定めー。
童子よ、覚悟せよ。」
ーつづく。