西羅で檪は古(いにしえ)の童子の扮装をして蝶の妖精の姿をした幼い少女達との撮影に勤しんでいた。
もう二十歳になったのに、自分が童子なんか演じていいのかなと思ったが、化粧をすると元が美形なので良く映える。
女装とまではいかないが、華やかな時代物の衣装をまとった彼は息をのむ程に美しかった。
人見知りをする質(たち)だが、幼い女の子達とはすぐに仲良くなった。
ベテランの女性マネージャーに、お遊戯会で子供達と踊る保母さんみたいだと笑われた。
彼女は、檪が芸能界デビューと共に付いてくれた人で彼は姉の様に慕っていた。撮影も無事に終わり、化粧を落としていつもの若者らしいラフな姿に戻る。
檪は厚手のギンガムチェックのシャツにデニムのジャケットを着込んだ。
「いやぁ、素晴らしい作品が撮れました。
これで大祭の見物客もバッチリ動員出来ますよ。」
園の広報担当の親父も上機嫌だった。
「お疲れ様でした。」
檪は園の関係者に挨拶して、マネージャーと共に退出しようとしたが、彼女の姿が見当たらない。
不安になって周囲を見渡していると、若い僧侶が彼女は急用が出来て先に帰ったと伝えて来た。
「それでは、僕も失礼させていただきます。」
もう二十歳になったのに、自分が童子なんか演じていいのかなと思ったが、化粧をすると元が美形なので良く映える。
女装とまではいかないが、華やかな時代物の衣装をまとった彼は息をのむ程に美しかった。
人見知りをする質(たち)だが、幼い女の子達とはすぐに仲良くなった。
ベテランの女性マネージャーに、お遊戯会で子供達と踊る保母さんみたいだと笑われた。
彼女は、檪が芸能界デビューと共に付いてくれた人で彼は姉の様に慕っていた。撮影も無事に終わり、化粧を落としていつもの若者らしいラフな姿に戻る。
檪は厚手のギンガムチェックのシャツにデニムのジャケットを着込んだ。
「いやぁ、素晴らしい作品が撮れました。
これで大祭の見物客もバッチリ動員出来ますよ。」
園の広報担当の親父も上機嫌だった。
「お疲れ様でした。」
檪は園の関係者に挨拶して、マネージャーと共に退出しようとしたが、彼女の姿が見当たらない。
不安になって周囲を見渡していると、若い僧侶が彼女は急用が出来て先に帰ったと伝えて来た。
「それでは、僕も失礼させていただきます。」