西羅でのロケが無事に終わり、二人は仕事の本拠地である東亜に戻った。
二人は、半月の間に何度か会って親交を深めていた。
その日も二人はレストランで食事をしていた。
早奈谷は北部地方の生まれで、東亜大学に入学する迄はずっとその土地で暮らしていた。
両親は既に空世に帰っていたが、成人する迄はは大事に育ててくれた。
檪は捨て子だったと自らの素性を明かした。
二人は本当に短い間に打ち解けた仲になっていたのだが。
レストランのデザートが運ばれた時、早奈谷は懐かしげに声をあげた。
「珍しいな。僕の故郷でよく食べるデザートだ。これは、すぐに食べないで少し口に含んで味わうものなんだよ。」
美しいクリスタル・ブルーのゼリーに黄金色の蜜をかけて食べるそれを早奈谷は嬉しそうに口に含んだ。
そして、檪にもそう食べるように勧めた。
檪は、早奈谷に言われた通りにゼリーをゆっくりと口の中で転がした。
「本当だ。僕も一度食べた事がありますが、こうして食べた方がずっと美味しいです。」
無邪気に喜ぶ檪を見て微笑んでいた早奈谷だが、突然その顔が曇った。
早奈谷は気づいてしまった。
二人は、半月の間に何度か会って親交を深めていた。
その日も二人はレストランで食事をしていた。
早奈谷は北部地方の生まれで、東亜大学に入学する迄はずっとその土地で暮らしていた。
両親は既に空世に帰っていたが、成人する迄はは大事に育ててくれた。
檪は捨て子だったと自らの素性を明かした。
二人は本当に短い間に打ち解けた仲になっていたのだが。
レストランのデザートが運ばれた時、早奈谷は懐かしげに声をあげた。
「珍しいな。僕の故郷でよく食べるデザートだ。これは、すぐに食べないで少し口に含んで味わうものなんだよ。」
美しいクリスタル・ブルーのゼリーに黄金色の蜜をかけて食べるそれを早奈谷は嬉しそうに口に含んだ。
そして、檪にもそう食べるように勧めた。
檪は、早奈谷に言われた通りにゼリーをゆっくりと口の中で転がした。
「本当だ。僕も一度食べた事がありますが、こうして食べた方がずっと美味しいです。」
無邪気に喜ぶ檪を見て微笑んでいた早奈谷だが、突然その顔が曇った。
早奈谷は気づいてしまった。