この記事は、ムスコが低学年からお世話になっている「理数系専門塾エルカミノ」の思い出記事です
今回は、過去記事のリライト版再投稿ではなく、新規ネタです。
気になる方は、ぜひ体験へ行ってみてください
エルカミノでは、小3秋に「進級テスト」があります。
大手塾のように、低学年から籍を置いていれば高学年でも通い続けられるというわけではなく、そのテストをパスして初めて、4年2月からの中学受験コース(あるいは内進コース)を受講できるという仕組みです。
「上澄みを取るなんてずるい」
「振り落としの試験でしょう」
「優秀層を囲い込めば合格実績を上げるのなんて簡単でしょう」
という声も聞きますが、、、
ぶっちゃけた話、
合わないなら他を選べばいい
それだけのこと、なのではないでしょうか。
渦中にいる私たちは、
その塾の合格実績を上げるために通っているわけではないですし、
顧客である親や子が多様化するぶん、
さまざまなタイプの塾があるわけですし。
親子ともどもエルカミノ好きな我が家も、
何らかの理由で進級テストにパスできなかったら
別塾や別の手段(いわゆる「塾なし」)に乗り換えることも視野に入れていました。
そこで、今回の記事では、
1. 進級テスト後の学習
2. 進級テスト後の親の態度
について触れたいと思います。
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1. 進級テスト後の学習
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今思い出しても、進級テスト前の対策授業はすさまじかったです…
各回で算数冊子が配布され、追加プリントが1日1枚以上渡されて…
(追加のあるなしや量は、校舎や子によっても違いがありそうでした)
今まで取り組んでいたパズルは家庭学習用として渡されて…
(今までのパズルも配っていただけるなんて、良心的ですよね。我が子は、毎回もらうパズルをごほうびのように飛びついて取り組んでいました
)
低学年でやっとこさ身に付いた家庭学習習慣でしたが、
この対策期間中の1か月ばかりは、ゆるゆるモードの我が家には大変でした。
(学校行事あり、いったん目指すと決めてしまった英検1次の追い込みもあるなかでのテスト準備でした)
2021年当時は、4年生以上の通常授業では扱わない「小数」の計算やしくみが
進級テストの範囲でもあったので、字がきったないムスコは苦労しました。
エルカミノの算数はニッコニコ取り組んでいた彼でも、
「なんで小数ばっかりやるんだよ!」とお怒りモードになったこともありました(遠い目…)
それでも、追加プリントに全部取り組んで提出していったときは、算数先生からものすごく褒めていただいたものです
…が!
進級テストが終わると、各回冊子形式の高学年授業に近い形で進んでいきます。
とはいえ、4~5年と比べれば当然ボリュームも少ない(※)ですし、
進級テスト前はなんだったのか?と思うほどでした。
(※)
単元による差はありますし、5年生では数値替え問題も含まれているものの、3年進級テスト後15問くらい→4年30問くらい→5年60問くらい?
応用問題・入試問題は必ず取り組み解き直しまでやるものの、実をいうと、4年生時は算オリ問題の一部は、飛ばしている時も何度もありました…。不思議なもので、今は1問残さず冊子に取り組んでいます。ムスコいわく、算数は今がいちばん楽しい❗️とのことです…
進級テストの点数だけでなく、
週次カリキュラムを回せるか、範囲を指定されたテストにどうのぞんでくるか、
なども見て、取り組みへのアドバイスをくださっているのではないかな…と思いました。
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2. 進級テスト後の親の態度
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進級テストが終わって私が個人的に驚いたのは、周りの親御さんの態度でした。
先生からは、「合否があるテストですので、結果や点数については話題にしないように」と連絡があったにも関わらず、「自分から」「他のお子さんなどがいる前で」話してしまう人がいるんですね…。
正直、信じられませんでした
仮にそのうちのお一人をAさんとしますと、
Aさんのお子さんは3年生になる前からエルカミノに通ってい進級テストで不合格。
(その後、再テストなどを受験されたかどうかは不明)
Aさんは、複数名の同学年親が集う場で、
今まで自分がい続けた塾を「やっぱりこんな塾にすべきではなかった」と否定し、「この塾に通う子は粗暴な子やXXな子(公開記事では書けません…)だ」とまで言っていたようなのです
(その場にいなかった私は、このことを他の保護者づてに聞きました……怖っ。)
後日、たまたま、Aさんと道端で遭遇して立ち話したのですが、
「●●くんみたいに何も特別なことをしなくても優秀な子はいいですね。うちは、もっと面倒見のいい他塾に行くしかないから。」
と言い放って去っていったのです。。。
まさか、うちのムスコの進級テスト合否も誰かからバレていたのか?
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さてと。
そろそろホンネを書きますね。
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ええとですね、
"優秀な子"は、それなりの努力をしていますよ。
ご家庭により学習量や机に向かう時間に多少の差はあるにせよ、「最低限やるべきこと」はやっているはず。
この進級テストに関して言えば、
「ここから出すよ」と言われた漢字、
「ここまでは進めておいて」と言われた計算、
テスト範囲である冊子の基本問題などです。
そして、
机に向かうかどうかとか、
どこの塾がどうとかを問わず、
学びへのアンテナが親子ともども高いんです。
自走できるかは子どもの成熟度により大きな差があるでしょうが、
学ぶことそのものを楽しんでいることには変わりないと思うのです。
あとですね、
面倒見に大きな期待をして、エルカミノに来るのはちょっと違うかなと思います。
Aさんが「面倒見」の定義をどうお考えかはわかりませんが、少なくとも、お子さんは3年夏の対策授業が始まる前からお通いでしたので、エルカミノのエッセンスがご家庭にしみこんでいるのかな…と思っていました。。。
しかしながら、全くそうではないことが垣間見え、とても悲しい気持ちになりました
塾が悪いわけでもなく、
Aさんのお子さんが悪いわけでもなく、
ただ「合わなかった」だけ。
あるいは、「合わないことに気づけなかった」だけ。
今回のテストでそれに気づくことができた!
それだけのこと。
エルカミノという塾やいま通ってがんばっている子たちを目の敵にするのは違うでしょう、と言いたいのです。
優秀層云々よりもまず先に、
それを保護者に気づかせるための進級テストなのではないかな、と実感したのでした。
塾選び・・・実績や評判だけで決めてはだめです。
我が子を見つめて、相性を見極めることがとても大事なのではないかと思います。
え、新学年が始まってからそんな記事をぶちこむなって?
では……お詫びの代わりに、この動画を貼っておきますね