2011年~広報レポート | PLAY CATCH!―Fs38まとめブログ

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■2011年4月15日

 連敗スタートに気負うことなく、先発・武田勝選手の好投が今季初勝利をもたらしました。「試合前から奨太(大野選手)に楽しんでいこうと声を掛けて」年下の女房役をリラックスさせた左腕。マリンガン打線を7回6安打1失点に封じ込め、昨年14勝の勝ち頭らしく役目をきっちり果たしました。
 自身にとっての開幕も、武田家ではいたって特別な儀式はなし。「普通通り過ごして、野球のことを意識しないのが我が家のしきたり」。肩の力を抜き、しなりの利いた腕の振りで相手打線を翻弄していくと、味方は糸井選手が先制2ランを含む3打点。犠飛と思われた当たりにも陽選手が右翼から糸を引くような返球で得点を阻み、場内のボルテージを高めました。
 飄々とした受け答えに、驚くような速球があるわけではない武田勝選手ですが、キャンプ中のトラック走では32歳にして若手を寄せ付けないトップタイムを連発。「おもしろいおじさんも、やる時はやるでしょ?」と名護の陽射しで額に浮かぶ汗が光っていました。連敗発進に早く勝ち方を思い出したいと考えていたベンチ、そしてファンの皆さんに渋く輝く背番号38が「どうでしょう」と示してくれました。


■2011年4月21日

 一塁ベースの前でグラブを左手でたたき、小さくガッツポーズを作りました。七回1死一、三塁。この試合で唯一のピンチを一ゴロ併殺でしのいだ直後のことでした。先発したのは武田勝選手。ドキドキが続いた投球を終え、ベンチ裏で大粒の汗を気持ち良さそうにぬぐいました。
 「きょうは最初からゲームに集中できてましたね」。その言葉のとおり一回を三者凡退に抑えると、その後も凡打の山を築きました。六回を終えて、スコアボードに表示されたバファローズ側の安打は「0」。最速130キロながら、相手打線を翻弄するピッチングが続きました。
 七回の先頭打者に中前へのポテンヒットで初安打を許したとき、武田勝選手は「ホッとした」と振り返ります。「ノーヒットノーランなんてさらさら考えてませんでしたよ。ぜーんぜんです。チームが勝ってよかった」。個人の記録よりも、勝利につながる投球ができたことに何よりも満足した表情でした。
 昨年はチーム最多の14勝を挙げた左腕。周囲の期待が高まる中、本人は気持ちをリセットして今季に臨みました。「“勝ち頭"ってのは、もうやめましょうよ。去年は去年、今年は今年なんだから」。キャンプ中にそう話し、新しいシーズンを迎えていたのです。
 顔色ひとつ変えずに投げ込むマウンドさばきは相変わらず。どんな場面でも冷静さを失わない姿は、『Doctor(医者)』や『Surgeon(外科医)』とたとえられるほどです。7回を投げて2安打無四球無失点。らしさ全開で自身2連勝を飾りました。
 その武田勝選手が「あの1本のおかげで乗っていけた」と話すのが、二回に飛び出した中田選手の今季1号アーチ。開幕19打席ノーヒットというトンネルを抜け出した若きスラッガーは、「振れるようになってきた感じはあります」と白い歯をこぼしました。
 今季初の同一カード3連勝で貯金は2。同率とはいえ、2年ぶりの首位に立ちました。