NGT48の研究生へ☆
どの世界でも同じ事だけど、選ばれる人がいれば選ばれない人がいる。
それが社会人なんだよ。
今回のNGT48 2ndシングルで選抜されたメンバーと選ばれなかったメンバーの話。
YouTubeを見てたら、山口真帆が『泣きながら今の体制を語る』って動画に行き着いた。
『また何かあったのかな?』と、嫁と一緒に見た。
言葉を選びながら話さなきゃいけない…。
でも、ハッキリとは言えない…。
でも、自分の気持ちを伝えたい…。
この涙はそういう事なんだろう。
俺がまとめると…
『今回の2ndシングルの選抜メンバーの選び方に納得がいかない』
『選抜メンバーの中に、選ばれなかったメンバーよりも努力が明らかに足りない人がいる』
『NⅢが自動的に選ばれて、研究生は頑張っても神懸かり的な結果を残さないと選ばれない』
『努力している研究生が可哀想』
そういう事なんだろう。
他のメンバーのshowroomを見てみると、確かに山口真帆だけでなく、他の選抜メンバーからも何となくそんな声が滲み出てる。
じゃあそれは一体誰なんだ。
まず、社会っていうのは
『プロセスよりも、結果を出して全て』
これに尽きる。
どんなに努力をしても、どんなにいいプレゼンをしても『で、最終的な結果は?』しか見ない。
これがプロとしての大人の世界なんだ。
プロ野球が分かりやすいと思う。
一軍・二軍・三軍に分かれ、下に位置付けられた人はそこで結果を残して初めて上に上がってチャンスを与えられる。
何故ならそういう世界だから。
世界のイチローも最初は二軍スタートだった。
結果を残し、上に上がってチャンスをものにしてメジャーリーガーになって、更にそこでも結果を出した。
NGT48の研究生の角ちゃんとあやにゃんが今回何故選抜メンバーになったのか。
それは知っての通り、総選挙でランクインしたから。
キチンと道は示されている!
それが神懸かり的な結果を残して、チャンスを与えられた!って事だ☆
研究生で選抜から落ちたメンバーは…
そりゃツラくて当たり前。
日の当たる場所に出られないんだから…。
みんな若いから、社会人として、プロとして、どう扱われるのか・どういう仕組みで立場があるのかを分かるワケがないし、どうしなければならないかも分かるワケがない。
それを知って初めてプロなんだけど、それを大人が教えないのがアイドルの世界なんだろう。
文句が出る・不平不満が出る・ヤル気がなくなってくる…。
コレは社会に出ればどこの世界でも日常的に起きている事だ!っていうのを、理解するにはまだ若過ぎるし、教えられてもきっと納得いかないんだろう。
じゃあどうするのか?
辞めるのか?
それとも歯をくいしばって頑張るのか?
今回は、NGT48の研究生にとって本当の意味での正念場だと思う。
前回の1stシングルでは『メジャーデビューだしチームNⅢがオートマチック選抜ね』と俯瞰で見ていられた。
でも、いつも一緒に活動してきて、言ってしまえば『NⅢのメンバーよりも私の方が一生懸命頑張ってる!なのに何で私が選ばれないでNⅢは全員選ばれるのよ!』と思うコが出る。
もう一度書くけど、それが大人が経験する事で社会人って事だ。
何故、キャプテンが卒業するのか?
今の研究生に深く深く意味を考えられるのだろうか?
『結果として1つ枠が空く』じゃなく『このコ達ならもう大丈夫☆1人でも日の当たる場所に出す為に、私が卒業して枠を1つ作るんだ!』って、謙虚に考える力があるのだろうか?
それこそ、副キャプテン荻野由佳の生き様をもっとしっかり見ればいい。
仮研究生(三軍)として15期生になって、1年頑張ったのに研究生(二軍)に上げてもらう事が出来ず戦力外通告…。
普通ならそこで諦めて、違う道を探す人が大部分だと思う。
それでもどうしても諦めずに頑張って頑張って頑張って…今がある。
『自分達はまだまだ恵まれてるんだ!だって全員研究生なんだから!仮研究生じゃないんだから!』って思って頑張った先に未来が見える。
もちろん待ち切れずに卒業していく研究生も出て来て当然。
だって、何の保証も無いから。
この大人な仕組みに理不尽を感じるから。
でも、社会人なら誰しも同じ経験があるハズだけど『どこの世界も同じ』だ。
特に若ければ若いほど矛盾と理不尽をイヤと言うほど味わうハズだ。
『何であいつよりも働いてるのに、敬語使わなきゃなんねぇの?』とか『何であいつよりも能力のある俺じゃなくて、あいつが任されるの?』とか。
でも、それで回ってるんだ。
それで上手く行ってるんだ。
もっと言ってしまえば『NⅢの今のメンバーが卒業しない限り、研究生には選抜入りのチャンスは無いに等しい』って事だ。
何故なら、メジャーデビューした後のNGT48の輝きがそれを現してるから。
いじらないでしょ?
動かす必要がないでしょ?
じゃあ、総選挙でランクインしなかったNⅢのメンバーと研究生をそっくり入れ替えて2ndシングルの選抜にしますか?
そんな事、簡単に出来ない。
山口真帆の後に研究生達のshowroomを見て素直に思ったのは『自分達はいくら努力しても報われないじゃん』って思ってるんだなって事。
山口真帆が良くやるいわゆる『運営批判』だ。
でも、選抜メンバーがやるのと研究生がやるのは別次元の話。
ここまで書いてきた上の話が社会の仕組みなのに、それに研究生が文句を言うのはあまりにも危険過ぎる。
『次の総選挙で神懸かり的なランクインをしなければ選抜にはしない』レベルだ。
山口真帆はNⅢのメンバーとして『自動的に選抜がNⅢなのはおかしい』って投げかけをしてくれた。
『NⅢのコよりも頑張ってる研究生がいるのに、何で?』って。
じゃあ『それって誰?』って話になる。
もちろん言えない。
『自分が選抜から外れるので、研究生のこのコを入れてください』
もちろん言わない。
言うワケがない。
と言うか、そもそも頑張ってないメンバーなんていない。
これはもっともっと遡って思い返さなきゃいけない事だけど、最初にチームNⅢがNGT48の選抜として結成された瞬間から決まった事だから。
『配置が決まってから頑張っても既に遅い』っていう理不尽かつ矛盾した社会の仕組みを理解していなかったのがこの流れなんだ。
アイドルに必要な物ってなんだろう。
まずはビジュアルなんじゃないか。
その後にパフォーマンスや努力って採点になるんだろうけど、自分達に自分を客観的に見て採点してみたらいいんじゃないだろうか。
比較して『私はこの選抜メンバーよりもずっと上です!』って言い切れるのならshowroomの態度でいいと思う。
それを正直に配信すればファンは納得するんじゃないかなぁ。
もちろんそんなコはいるワケもないから、今のポジションになってるんだけど。
研究生は『あくまでも研究生なんだ』って意識をもう一度しっかり持って、その上で続けるのかを考えた方がいいと思う。
社会人の仕組みを理解した上で。
一発逆転もある!
荻野由佳のように!
だからこそ大半の社会人は荻野由佳の生き様を応援出来る☆
社会の理不尽と矛盾を覆したコだから☆
この記事をNGT48のメンバーや研究生が読むとは思ってもいないし、読んでも意味が分からず感想も無いと思う。
でも、早く理解して欲しい。
『これがプロなんだ』って事。
『これが社会人なんだ』って事。
文句を言うのは誰でも出来る。
辞めるのも誰でもいつでも出来る。
俺は研究生のコ達にそんな事期待してない。
日陰じゃないし、充分に日は当たってる。
『恵まれてるんだ☆』
そう思うのは難しいだろうけど、荻野由佳を見てきた上でならそう思えるハズだ。
『戦力外通告』が無いんだから。
すげぇ長々と書いたけど、アイドルの世界ってのも充分に社会人と同じだなぁと思ったから。
無責任に『頑張れ研究生!』とは言わない。
頑張っても頑張っても頑張っても…報われない立場だから。
ただ、キャプテンのお陰で『正規メンバーの枠が一つ空くんだ!』ってのは、しっかりと胸に刻んで努力を続けて欲しい。
ファイトNGT48o(^▽^)o