マームとジプシー 「Kと真夜中のほとりで」 | 週末シアターゴアーの傾く日常

マームとジプシー 「Kと真夜中のほとりで」

2011年10月14日(金)~10月24日(月) こまばアゴラ劇場
脚本/演出:藤田貴大
出演:伊野香織、大石将弘(ままごと)、大島怜也(PLUSTIC PLASTICS)、荻原綾、尾野島慎太朗、川崎ゆり子
斎藤章子、坂口真由美、高橋ゆうこ、高山玲子、成田亜佑美、波佐谷聡、萬洲通擴、召田実子、吉田聡子

急に思い出したように書いてみる。

身体表現が非常に強い印象。ただ、ダンス的かというと、そうではない。
そこにあるのは、肩で息をし、喘ぎ、汗が噴き出ている、頑張っている身体である。

台詞は幾度も繰り返されるが、身体の状態(疲労)によってその台詞の表現が
変化してゆく。

つまり、この劇では、体力の限界まで動き続け、喘ぎながら台詞を繰り返して叫ぶ事で生まれる
ある種の感情の状態がその経緯を含めて表現されていると感じられるのです。

非常に面白いのです。