2014/5/16リリース

「奇皇后」終了後のメディア集中インタビューの中から、Newsenのインタビューを和訳しました。


(補足情報:ドラマの放送開始前からメディアなどが歴史が歪曲されていると問題視し、結構ネガティブに取り上げられていました。タファンは韓国人ではない役だったし、奇皇后と共に実在の人物だったから、時代考証とか、背景とか、物議をかもしていた。そこをふまえての記事内容だとわかって読んでください)



チ・チャンウクが「奇皇后」の歴史歪曲騒動について彼の考えをフランクに語った。

放送中全ての日程で同じ時間帯の最高視聴率を維持し、論争の的にもなった、MBCの月火ドラマ「奇皇后」は、先月終了した。


放送前、多くの人が懸念を抱いた歴史歪曲に関する論争は、フィクション時代劇であるとの主張が通り、なんとなく鎮圧されたようだ。結果、そのストーリーが人々の心を打った


最近のインタビューで、チ・チャンウクが論争の中で感じた俳優としての責任について語ってくれた。


『撮影の最初の頃、過激な論争があった。歴史解釈についてやモンゴルの三つ編みについての疑問とかも投げかけられたから、不安だったのは事実です。

記者会見(訳者追記:2013年10月24日)の時の空気も結構厳しかった。あの日のことはよく覚えています。緊張感が半端なかったし。


最初の頃は「歴史歪曲に関する論争に僕はどう説明すればいいんだ?」「どういう責任を負うことになるんだ?」って心配でした。

もし視聴者や一般の人から、公人として、俳優としてその責任をどう負うのかと聞かれたら、正直言って、どう言えばいいのかわからなかった。

「申し訳ないと言うしかないかも」という答えしか思い浮かばなくて。

だから、僕たちのドラマは単なるフィクションでラブストーリーなんです。作品を面白くするために僕たちはベストを尽くすから、ぜひ注目してくださいと言ったんです。


幸運にも、視聴者が作品をとても楽しんでくださったみたいでした。

思った以上に楽しんでもらえてとても感謝しています。

最初に湧き上がった歴史解釈の論争のせいで見てもらえないのではないか、この先も論争が続くのではないかと不安だったのは事実。

でも撮影を続けなくてはいけなかったから、僕はタファンにだけ集中すべきだと思ったんです。

自分が演じるキャラクターに責任を持って、最後まで演じる以外に僕にできることがなかったし。


かなり大変だったし、台本の仕上がりが遅れることも多かった。

現場にいるすべての人が疲れきっている時もあったけど、自分のキャラクターに責任を持ってきちんと終えるんだって自分に言い聞かせていました。』



論争を聞いて、この役を引き受けるかどうか悩みましたか?


『あのような論争があったのは知っていたけど、タファンはやらなきゃいけないキャラクターだと感じたんです。だから、すぐにこの作品に出演することを決めたんです。』


「奇皇后」は視聴者の好みに合い、アピールする要素があった。個性的なキャラクター、知恵の戦いなど、進展の早いストーリーが盛り込まれていて、月火の同時間帯で常に1位の視聴率を稼ぎ続けた。このようにエキサイティングなドラマが最初に歴史歪曲として騒がれたのが、あまりにも残念だった。それについて、チ・チャンウクは


『完全なフィクションだったらよかったのにという思いがよぎったのは事実だけど、奇皇后という人物自体は語るべきストーリーがたくさんあるんです。それに、ストーリーの中で語られる多くのことは実際に起こったかもしれないことでした。だから、この作品を選んだんです。だからこそ、歴史的に言えば、必然的に論争のポイントになるのは仕方ないし、そういう意味で、「このストーリーを架空のものにしましょう」と言える立場ではないから、僕はタファンに集中して、演じ続けるだけでした。多くの人がこの作品を楽しんでくださって、幸運だったと思います。』


このドラマでの彼の演技が多くの賞賛を得たことについて、チ・チャンウクは控えめに言った


『とても恥ずかしいです。この作品には素晴らしい先輩がたくさん出演していらっしゃるから、そう言われるとより恥ずかしくなります。もちろん、幸せなことだとも思いますが。


役者にとって、上手く演じたと言われる以上の褒め言葉はありませんから、これからも更に努力したいと思います。先輩から多くを学びました。』


以上

(意訳です。誤訳あるかもしれません)


ご参考まで、緊張した記者会見の様子を⤵️