前の投稿でブロマイドを作った

雑誌「Esquire 2015年11月号」のインタビューを和訳しました。


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韓流の伝統を引き継ぐチ・チャンウク


今映画を撮影中だと聞いたけど

「理由なく殺人者に仕立て上げられて人生が変わってしまう男のストーリー。犯罪アクション映画で、撮影が始まってすでに4ヶ月たった。今月(10月)末まではこの映画の撮影で忙しいと思う。」

 

今回は無職の男の役だと聞いたけど、チ・チャンウクが無職の人の演技をするというのが想像できないんだけど。

「実際の無職の人そのままで登場すると思う。映画の撮影所に向かう時はメイクもしていないし、髪の毛をとかしもしない。起きたままと同じ状態で撮影所に行っている。運動着のまま行ったりすることも多い。」

 

長い期間撮影していて、この映画は成功するなとかしないなとか、そういう感覚が出てくるもの?

「予測はできない。想像すらできない。一般公開されるまで、成功したかどうかなんてわからない。」

 

じゃあどういう基準で作品を選ぶの?

「僕の基準はとても個人的な観点。『ほかの人が見て楽しいだろうか?』ということより、僕が見て楽しくないとダメ。役も魅力的でないと。基本的にはこの点を考慮して作品を選ぶ。作品に取り掛かると精神的にも肉体的にもつらいことが多い。気楽に気安く完成できるなんていうことはかなりレア。だから、どうせなら、自分が演じることができて、同時に楽しいと思える役を選ぶ。」



あなたが、いろんなブランドの間で人気の高いモデルであることを知っていますか?

「中国のファンが最近増えて、そういうことを小耳にはさんだ。

公開された作品はあまりないのにたくさんの愛情を受けていると知って、自分でも少し驚いている。非常にありがたく思っている。」


中国のバラエティ番組に出演して、とても評価が高かったそうですね。

「『ハッピーキャンプ』というバラエティー番組に出ました。僕は韓国でもほとんどバラエティー番組には出演しない。おしゃべりが上手くないし、中国語も話せないから、不安だった。でも身体を使うゲームの番組で、普段エクササイズしているから、問題なくやれるとわかって、撮影に臨んだ。文化の違いはあったけど、人がやることはみんな同じ。」

 

なぜ中国でこんなに人気なの?

「役者が有名だと言うとき、一番の理由は作品のキャラ。『奇皇后』も『ヒーラー』も、中国では人気が高かった。この二つの作品がなければ、役者チ・チャンウクのことは知られていないと思う。それだけ作品の力は役者にとって大きいんだ。」

 

中国に進出する計画はありますか?

「まだ検討中です。実際、たくさんのオファーはあるけど、何も決まっていない。今の映画撮影が終わったら、ちゃんと考えようと思っている。すぐに韓国の作品にとりかかるのは早過ぎるようだし、もし何かいい作品があったら、(中国市場に)とりかかるかもしれないし、いい出会いがなければ、休むとい選択肢もある。」

 


休みって、どう過ごしているの?

「友達に会うのが多いかな。ゲームしたり、エクササイズしたり、お茶やお酒を飲んだりもする。昨日の明け方、友達と家の前のコンビニで焼酎を飲んでいた。僕と同じ年齢の人と同じように普通に生活している。」


周りの人に見られるのでは?

「そういうことはあまり気にしない。毎日隠れて過ごせないでしょ?僕が何か悪いことをしたわけでもないから、普通に生活するようにしている。ほとんどの友達は普通の人だから、彼らに迷惑をかけたくない。だから、気にしないようにしている。」

 

同年代のほかの役者と同様に、入隊を控えているけど

「行かなくてはいけないからね。正直、今までいろんな考えを巡らせてきた。最近、考え方が変わって、早く入隊して戻るほうがいいと考えている。前は『入隊しなくてはいけないなんてアンフェアだ』と考えたこともあったけど、今は違う。これはほかの人たちも経験してきたことだと考えるようにしたら、気持ちが楽になった。」

 

何もすることがなくなってプレッシャーを感じるかも

「入隊しなくても、幸運でなければ、二年間作品に出演することができないということがあるかもしれないでしょう?あまりにも野心を追いかけると、落ち込みが激しくなる。ストレスが全くないと言ったら嘘になるけど、そんなにシリアスにはなっていない。最近の映画撮影で精神、身体ともに疲れ果てているときは、『入隊したほうがリラックスできるかも?』『除隊したら新しい生活ができる』って考えたりする。もちろん、兵役がリラックスできる場というのは嘘だけど、自分をマインドコントロールするためにそう考えるようにしている」

 

すごくポジティブよね。

「こうやって生きていないと、やりきれない()

 

強い精神力を持っていると思うけど

「行ったり来たりする。いつもポジティブなわけではない。時々、いろんなことを考えて、自分で苦しんだり、ネガティブなことで頭が一杯になることもある。ある瞬間は不安になって、小さなきっかけでポジティブに変わったり。幸福に満ちた瞬間があったかと思えば、いきなり落ち込んだりする。そういう感情の起伏がある。僕の生活は仕事の関係で定時のスケジュールではないから、そういう起伏は避けられない。でも幸いなことに、演じながら感情を解きほぐすことができるからラッキーだと思う。好きなように叫んだり、泣いたり、走ったり、怒ったりできるから、溜まった感情を吐き出しているみたいなんだ」



声とトーンは役者にとってとても重要な点だけど、実際に聞いていて、あなたの声はとても素敵。

「子供の頃から、歌うのが好きだった。今でもカラオケに友人と行ったりする。僕の友達はあまりお酒が飲めない人ばかりだから、穏やかに遊ぶ。僕はミュージカルにも出演していて、ミュージカルの魅力は、テレビとかとは違うもの。」

 

このインタビューの前にあなたの記事を検索していたんだけど、あなたのファッションスタイルはいいセンスだと言われている。

「そういうふうに言われて、ありがたいけど、ベストでもなければ最悪でもないとしか言えない。着心地がいいというのが一番。スタイリッシュであるために、一生懸命にはなりたくない。そういうあり方は僕らしくないと思う。ニット、スウェット、パーカー、Tシャツが一番気楽でよく着ている」

 

このインタビューを終えるに当たり、何度も聞かれていると思う質問をします。どういう役者になりたいの?

「すごく有名でなくても、自分の道を見つけて黙々と演じる俳優になりたい。騒がしい記事や、おせっかいな人たちの噂話の対象にもなりたくない。普通の役者でありたい。作品、役、演技で記憶される役者になりたい。」


以上