何故か帰ろうとしないF子さん。期待に○○○を膨らまし、言ってみた。
「どうしたの?帰りたくないの?」
F子さんは黙ったままだ。
さらにPは踏み込み、「もともとそう言うつもりでは無かったけど…、どうする?」
無理矢理と思わないように慎重にアプローチした。
「…。」F子さんは黙ったままだ。
「じゃあ、歩こうか?」迷っているぐらいなら安全側に振った方がいいとPは考えた。お利口さんすぎたかな?
「…私、よく夜に散歩してるんだ。」F子さんは言った。
「昼と夜、どっちが好きなの?」
「夜かな…夜って静かで、神秘的で…」
「僕もどちらかと言うと夜が好きかな?昼間は戦いだから…夜は静かで、空気が冷えていて…近くに街を見渡せる高台があるけど、行ってみる?」
「…うん。」
F子さんはこっくり頷いた。
高台まで喋りながら歩いた。
「もう直ぐだよ。」Pは言った。
で、高台に着いた。
「キレイ…」F子さんは言った。
「君みたいなキレイな子、言い寄ってくる男の子はいるんじゃない?」Pは言った。
「いないんです、どこにいるんですかね?」
「今だったらお見合いパーティとか街コンとか、普通にあるんじゃない?最近だとハイスペ男子専科のパーティとかもあるじゃん。君なら男なんかイチコロだよ。」とPは言いながら、
(ああ、なんてオレは常識的なのか…)
と思ってしまい、度胸がないのか、いい人なのか…
「…恋愛したら楽しいかな…」F子さんが言った。
「そうかもしれないし、そうじゃないかもしれないし…でも、一つ言えるのは、触れるのと傷つくのは紙一重なことがあるんだよ。」
「深いですね…」F子さんは言いました。
(決まった…)
心はゲスなPでした。