かつて日本を代表する製蠟業者だった本芳我家の分家『上芳我家』の邸宅です。
(10棟あり重要文化財です)
資料館が併設してあり、当時の木蝋の作り方、繁栄していた頃の様子などが展示されていました。
格子窓が美しい
まずは家の中へ。
素敵な邸宅の中はどうなっているのでしょう? 私、とても興味があります。
日本邸宅はシンプルですが、凛とした雰囲気がありますね。
中の間
明治、大正の時代そのまま。祖母の部屋にあったようなタンス。
仕舞部屋
内子町を観光していると、明治か大正の時代にタイムスリップしている感覚になってしまいます。
町全体、そして見学する家の中も当時のまま。こんな旅行好きです。
30坪の広い台所。30人くらいの食事の支度をしていたそうです。
当時を偲ばせる雰囲気満点。
中庭には梅が満開。
お風呂
トイレ。
2階は部屋を作る途中のまま止まっています。未完成。
3階の物置まですごいのですけれど。 なんと太い梁。
木蝋で海外輸出、パリの博覧会で世界的に認められ、巨万の富を得て豪商となった本芳我家、上芳我家。
(本芳我家は、1年の産額は現在の貨幣価値だと数十億円だったそう。)
でも、電気や西洋蝋燭の普及などにより衰退し消滅していったそうです。
当時の政府官僚をもてなす本芳我家。凄いご馳走
『栄枯盛衰』という言葉を思い出しました。なんだか切ないですね。
内子町にこんな歴史があったなんて知りませんでした。
でもね、商業の街から今は観光の街として人気が出ています。
日本は50年後、100年後はどうなっているのでしょうね。
私自身10年後、30年後と考えると
きゃ〜〜 生きているかしら〜
今のうちに、行けるうちに旅に出よう( 結局そこです )
読んでいただきありがとうございます。