~ 突然、ヤニーナが家を出ていったのは、16歳の春でした。 ~
~ 何年か経ったころ、南部にいるらしいと、風の便りに聞きましたが… ~
~ 結局、居場所は解らぬまま、現在に至ります。 ~
~ 彼女の大切にしていた"空色の髪飾り"は、今もここにあります。 ~
I'm gonna swing from the chandelier, from the chandelier
I'm gonna live like tomorrow doesn't exist
Like it doesn't exist
I'm gonna fly like a bird through the night, feel my tears as they dry
I'm gonna swing from the chandelier, from the chandelier
Siaの原曲はもちろん圧巻ですが、個人的にはMadilyn Baileyの歌うこのCoverが一番好きです。
何度聴いても、引き込まれてしまいます。(とてもBGMにはできない…)
で、なぜかこれ聴くと、"朝日楼"が想い出されます。
えっ!?
話が、ぜんぜん進んでない?
そうそう、剱岳に来ているんですよね!
頂上から望む剱沢と立山の峰々、美しいですね。
煩悩まみれの心が洗われます…

ええ、忘れてませんよ!
この後、北ア一般道の中では、屈指の高度感を味わえる"カニの横ばい"が待っております。

すでに入り口からして高いです…
この鎖場を降りた先に、恐怖のトラバースが待っております。

絶壁に手の平ほどの小さな足場!
怖すぎて、最初の一歩が踏み出せないと言います…
でも、実際は大したこと無いんですよ!
(と、強がりを言っておきますが、写真が残っていないことからして、余裕が無かったことが判りますね…)
で、その後は、また登ったり下ったりを繰り返して、もと来た道を戻ります。
(渋滞を避けるために、登りと下りのルートは違いますが…)
前剱への最後の登りを終えて下を見ると…
おお!
みなさん、壁を這い上ってきます! 下は見ないほうがいいよ!

(もう、わたしは登りきったので、余裕なのだよ…)
ハイテンションで歩き回ったので、剣山荘へ帰ってきた頃には、すっかりシャリバテ気味です…
奥の稜線、まん中部分の鞍部が"別山乗越"です。
あそこまで行ったら昼飯にしましょう!

(そこまでもつのか!?)
案の定、途中でグッタリとなりましたが、なんとか乗越にある剣御前小舎へ到着。
今日は、ここまでの予定でしたが、時間も早いし、ラーメンとビールで元気が出てきたので、もう少し、先へ行ってみましょう!
(ビール飲んでからまだ歩こうと思えるほど、テンション上がってたんですね…)
立山の稜線へ向かいつつ、振り返る剱沢のカールが美しすぎます!

(また、来るぞ~! 剱!!)
(つづく)