広島から戦力外通告を受け、現役続行を視野に入れていた
広池浩司投手(37)が、引退することが3日、明らかになった。今後の進路は未定。
悩み抜いた末の決断だった。
トライアウト受験を考え、10月末まで練習していたが
1日までに受験断念を決意した。
「来年やったとしても通用しないと思い、引退を決めました。
できることは全部やったと思う。後悔はない」
波瀾(はらん)万丈の野球人生だった。
立大卒業後は、難関倍率を乗り越え、全日空に総合職で入社。
カウンター業務などを担当していたが
「野球をやらなくなった時にいてもたってもいられなくなった」と
安定の道を捨て97年に退社。同年、広島の入団テストを受験した。
大学時代野手だった広池は1年間
ドミニカカープアカデミーで投手として、練習に明け暮れた。
努力のかいあって98年にドラフト8位で指名されプロ入りの夢をかなえた。
入団後は主に中継ぎとして
248試合に登板し、9勝12敗、防御率5・47の成績を残した。
「野手だったのにプロの投手になって、覚えなければいけないことが山ほどあった。
苦労も多かったが、そんな投手が1軍で投げられるまでになって、よくやってこれたなと思う」
12年間に及んだ現役生活に未練はない。
今後は実家のある東京都内近郊で
一般企業、野球に携われる仕事を探しながら第二の人生をスタートさせる。