東五反田

国土地理院地図に加工致しました。

 

参考:東京都 建物おける液状化対策ポータルサイト
 http://tokyo-toshiseibi-ekijoka.jp/chireki/chireki_search.html
 土地条件図をチェックすると、旧川筋はピンク色の「盛土・埋立地」(沖積層)、湧水源は薄緑色になっている場合が多いです。

 

1.東五反田5丁目 池田山

 首都高目黒線(川跡)とNTT関東東病院の東側の川跡に挟まれた台地上のところになります。

 標高は目黒川の低地(約5m)から台地の西側で約27m、東側は一段低くまた傾斜しています(約22m~15m)。

 ここは城南5山として有名な「池田山」と呼ばれているところです。

 城南5山とは八ツ山を除き、目黒川低地(標高約5m)から淀橋台の台地(30m弱)までの標高差(約25m)と下末吉面独特の侵食による谷(川跡)が無数に走る形状とが重なり、あたかも山のような形状になっているのでそう呼ばれているのだと思います。特に目黒川低地が広く、南面に眺望が開けていることが高級住宅地として適していたのだと思います。

 池田山公園

「 当地一帯は江戸時代岡山藩主・池田氏下屋敷があったところであり、付近一体の高台は「池田山」という名称で呼ばれた。廃藩置県以降も池田氏の屋敷として使われていた。やがて、池田山付近は宅地化され、邸宅が立ち並び池田山は山の手有数の高級住宅街として知られるようになった(そのなかの邸宅のひとつに、上皇后美智子の実家である正田家の邸宅があった。現在は建物はなく跡地はねむの木の庭という小さな区立公園になって一般に公開されている)。また、池田山公園のあるところは、池田家の下屋敷の奥庭の部分であった。戦後しばらく私人の邸宅があったところであったが、品川区が庭園を保存すべく土地を取得し公園として整備し、1985年に区立公園として開園されたものである。現在でも江戸時代の回遊式庭園が良好に整備・保存されており、一般に公開されている。」

 この庭園は西から東に傾斜している地形を利用した回遊式庭園となっています。渋谷の根津美術館にある庭園も傾斜を利用したものになっていました(旧笄川水系)。

 

2.東五反田1丁目 雉神社

 桜田通り(南北の谷の尾根筋)沿いの南側で、島津山(東五反田3丁目)のある台地との間のところになります。桜田通りは五反田駅に近いところで標高約4m、それから上り坂になり上りきったところは標高約27mくらいになります(その先に高輪駅があります)。(清泉女子大がある)島津山との間の谷地は中ほどで標高約13mくらいです。

 桜田通りの坂の中ほどに、ビルの一階に収まるように雉神社があります。この辺り(旧上大崎村・下大崎村・谷山村)の鎮守様です。昔は荏原宮とか大鳥明神とか言われていたとのことで、ヤマトタケル伝承との関係があるのではないかと思われます。目黒川近くの大鳥神社白金氷川神社渋谷氷川神社にヤマトタケルの伝承があります。

 雉神社

「雉子神社は、品川区東五反田にある神社です。雉子神社は、文明年中(1469-1487)の創立といわれています。慶長年間に徳川三代将軍家光が当地に鷹狩りに来た時、一羽の白雉がこの社地に飛び入ったのを追って社前に参詣し、「以後雉子宮と称すべし」との言葉があり、雉子ノ宮と改称、江戸期には上大崎村・下大崎村・谷山村の鎮守でした。」

 

東五反田3丁目

しながわMAP

 清泉女子大学(旧島津公爵邸)がある半島状の台地(標高が約27m)は島津山と言われています。島津山の台地と目黒川低地(標高約4m)を比べるとその差が20m以上となり、台地へ上がるには相当な急坂を上らなければなりません。島津山の高台の両側(東西)には、標高15m前後の一段低いところがあり、川跡だと思われます。(東京都 建物おける液状化対策ポータルサイトhttp://tokyo-toshiseibi-ekijoka.jp/chireki/chireki_search.html の土地条件図はピンク色になっています。)

 清泉女子大学聖心侍女修道会(カトリックの女子修道会)を設立母体としているそうです。ちなみに聖心女子大学は1800年フランスで設立された女子修道会聖心会」を母体とし、世界42カ国に170校の姉妹校を持っているそうです。白百合女子大学の設立母体は、17世紀末のフランスを発祥とするシャルトル聖パウロ修道女会とのことです。大昔なら「修道女」養成校ということだと思いますが…

 

4.東五反田4丁目

 

 桜田通りの西側で、NTT東日本関東病院の東側に位置して、その間に川跡があります。この川跡は上大崎1丁目に向かうY字形になっていますが、その手前で北東方向に向かう谷筋(川跡と思われる)があります。(東京都 建物おける液状化対策ポータルサイトの土地条件図でピンク色になってます)。桜田通り沿いの標高26m前後からその谷地(標高15m前後)との標高差は約10mあり、向かい側も高台になっているので、その谷地形がよく分かります。

 

上大崎1~4丁目

 

参考:http://www.gsi.go.jp/
 国土地理院地図:色別標高図にチェックして、該当場所で右クリックしますと、その地点での標高がでます。

 

参考:東京の地盤(GIS版)

   柱上図は上段にある選択のアイコンをクリックし(水色の円が移動)、取得したい地点(黄色い丸点)でクリックするとPDF等で得られます。

 

  参考:換算N値と地盤 スウェーデン式サウンディング試験換算N値と地盤(ジオテック�様)
https://www.jiban.co.jp/service/kouji/kouji02.htm
砂質土の場合はN値5以下が軟弱、粘土質の場合N値3以下が軟弱とのことです。

 

 参考:ボーリング柱状図とは?
 http://www.shimane.geonavi.net/shimane/boring.htm

 

参考:品川区防災地図(防災地図と各ハザードマップ)