スポーツとの馴れ初め ~中学生時代~ | ジョンギブログ 〜スポーツのある人生〜

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光陰矢の如し。

Time flies like an arrow  

세월은 유수와 같다

 

過ぎ去った時間を思い返すと、そんな言葉がいつも出てきますね。

小学生を卒業したのがちょうど30年前。

振り返ると、中学進学後の部活動を選択するということは、その時の自分にはとても大切な選択でした。

 

欧米諸国をはじめとするスポーツが盛んに行われている国々では、シーズンごとに複数のスポーツをプレーするというスタイルが一般的であるということは、大人になってから知りました。

当然その時の自分や周囲にとっては、そんなことはあまり想像できないことで、一般的には「そんな中途半端なことするな。一つのことに集中しろ。」という価値観に近かったかもしれないです。

 

当時進学した中学校の運動部はサッカー、バスケ、バレー、卓球、陸上、そして柔道の6つありました。

その中で選んだのが柔道部でした。

最も大きかったのは、「柔道部物語」というその頃非常に人気の高かった漫画の影響でした。

キャプテン翼、スラムダンクがサッカー、バスケの人気にどれだけ大きな影響を及ぼしたか、皆さんもご存じのとおりで、当時の自分たちにとって、「柔道部物語」という漫画の影響は非常に大きかったのです。

主人公三五十五の「もっと強くなりたい!」という純粋な野心に、当時非常に共感し憧れていました。

 

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同時に漫画の中でもあまり人気スポーツとして描かれていなかった“柔道”という競技を揶揄した「雑巾ダンス部」という表現や、「近代柔道」という雑誌はどこに書店にも置いていないという事実が、とても面白かったのを思い出します。

 

そして入部して気づいたことは、大勢いた上級生たちの中には純粋に「柔道」をやりたい人よりも、その後に大多数が進学する大阪朝鮮高級学校で「ラグビー」という競技をしたいがために、体を鍛える目的で柔道部を選んでいた部員も少なからずいたということでした。

 

そんな柔道部での部活は一言でいうと、めちゃくちゃ楽しかったです。

当時の顧問の先生の人間性や指導方針、基本的に個人競技である為、仲間同士、対外試合での勝った負けたのライバル関係、そして先述した「柔道部物語」の主人公三五十五の「もっと強くなりたい!」という野心や成長を、自分と照らし合わせて勝負に勝つことや強さを実感することが、日常的に感じられたこと。

それら部活での経験が、学校生活での他の遊びや楽しさとバランスが取れていて、学校生活を楽しんでいたように思います。

 

当時憧れて目標としていたのは、初段になって白帯から黒帯に「変身」することと、大会で金メダルを取ることでした。

カッコよく着慣れた柔道着と黒帯、そしてジャラジャラ鳴らすくらいの金メダルを首からかけて、運動会の部活行進をするというのが、憧れていた姿でした。

色んな思い出を作ることができた中学時代の部活でした。

そして、部活動という集団への帰属意識や、「柔道」という格闘技を通じて戦うこと、強くなることの楽しさや、負けることの悔しさや投げられることの痛さを学ばせてくれた、「柔道」との出会い、「柔道部物語」でした。