【肌寒いノベンバー】なんて寒いことを書くつもりはないし、【"Love"と言う言葉だけ切り抜いた跡それがGood-bye(September 唄:竹内まりや)】なんて松本隆の世界を書くつもりもないが、辞書をお題にちょっと書いてみた。
【絶望】を辞書で引いてみて、類義語をコピペしてみた。
●自分の非力さを感じること
自信喪失・挫折・無力感・敗北感
●生きることに希望を見いだせない心境のこと
厭世・悲観
多くの人が感じる【絶望】とは、後者の方である。前者の方は、たいていの場合は無理してやろうとはしないので、意外と出てこなかったりする。
ブラック企業、ブラックバイト、昇進停止…これらに立ち向かえないから自信喪失・挫折・無力感・敗北感になるはずもなく、激怒するか悲観するかの二択でしかない。優秀な人は「道を誤った」と激怒して辞め違う道を進み、無能どもか市場価値の低い人は「道がない」と途方に暮れて立ちすくむ。
「目の付けどころがシャープ」な人か「目指してる、未来がちがう」人か…
【指数】を辞書で引いてみると次のように書かれている
①ある数・文字の右肩に記して、それを何度掛け合わせるかを示す数字・文字。a^nのnをいう。
②統計で、物価・賃金・生産高など同種のものの時間的変動を示す数値。基準となる時点の値を100とし、百分比によって表す。
①の方は、縁遠くなってしまった。大学入試と、大学での一般教養を最後に、トンと縁遠くなってしまった。最近意識するのは②の方ばかりである。
◇ ◇ ◇
昨日、KDDIとアステラス製薬について、株価の予想をしたことは当たってしまった。
今日の終値はKDDIが3007(△67)、アステラス製薬が1802(△15.5)。
でも、今日の流れについては、自分の非力さを感じるしかなかった。手が出せない無力感を感じさせられてしまった。手を出せないので、時間がいたずらに流れて行った…
今日の東京株式市場については、大きな流れは「米国10月雇用統計が予想以上の値だったので、ドル高になったので輸出関連株を中心に、日経平均寄与度の大きいところも巻き込んで上がった」というものだった。個別では業績発表次第というのもあるが、それは傍流だった。
NTTが4％も上げた…これは業績発表結果もあるが、「自社株償却」のインパクトの方が強かったように思えてしまう。丸井やコムシスの「自社株買い発表」と同列に考えておいた方がいい。
メガバンクRGBかドカ上げ3兄弟になった。これは決算でも自社株買いでもなくて、「米国10月雇用統計が予想以上の値だったので、FRBが政策金利を上げるから米銀の採算が向上するので米銀上げ」につられたと考えるのが筋だ。
ただ、(15年11月4日から最終日は未定の)期間限定ではあるが、郵政3社RGBが売られて値下がりして、ほかの東証1部銘柄が買われて値上がりすると、
時価総額は変わらなくても指数が上がる
構造になっていることには注意が必要である。
ただ、「米国10月雇用統計が予想以上の値だったので、ドル高になったので輸出関連株を中心に、日経平均寄与度の大きいところも巻き込んで上がった」の構図は、韓国・台湾・オーストラリアには効いていないことに要注意だ。「米国10月雇用統計が予想以上の値だったので、金利高から景気の頭を抑えられるので売り」の構図になっている。日本でも、決算発表とまぜこぜになっているのでややこしいが、石油資源開発やDOWAや古河機械金属がドスンと逝ってしまったり、住友金属鉱山が頭を抑えられるなど、資源関連株あたりが売りの構図になってしまっていた。
日経平均 19,642.74 △377.14
TOPIX 1,590.97 △27.38
東証1部時価総額 584兆6423億円 △9兆2744億円
上昇率を並べると以下のとおりである。
日経平均 △1.95％
TOPIX △1.75％
東証1部時価総額 △1.61％
郵政3社RGBは東証1部時価総額にはカウントされているものの、TOPIXにも日経平均にもまだ採用されていない。
今日は全体が大幅高になったので「郵政を売って他を買おう」の流れは目立ちにくいが、しばらくはジワジワと「郵政を売って他を買おう」の流れが続くはずである。ただ、12月末までは郵政3社のTOPIX組み入れは行われず、日経平均採用銘柄に日本郵政が採用されるのも早くて来年10月だから、「郵政を売って他を買おう」とやられると上昇率が「時価総額＜指数」となり、「郵政を買って他を売ろう」とやられると「時価総額＞指数」となるだけ。
この辺りは、ちゃんと頭に叩き込んでおいた方が、東京株式市場に参加する人はいいように思えます。
そうじゃなくても、そろそろ上げの目標達成感のような雰囲気が漂っているので、買い目をうすーくしないとイカン。
今日のカキコは、以上です。