前触れもなくいてはならない輩がいなくなっても、「異常な状態」がなくなっただけなので何とも思わない。


前触れもなくいるべき人がいなくなると、ポッカリ穴が開いたようになってしまう。


正午を回った頃、店でカレーを注文した後にスマホのブラウザを開いたら、「後藤騎手自殺」の報が表示されていた。
Really?


とっさに頭をかすめたのは、21日土曜日の東京競馬場第11レース(ダイヤモンドS)で、第4コーナーで落馬してしまったこと。その落馬は、馬は予後不良になってしまったものの、後藤浩輝騎手は頸椎捻挫とはいえ軽傷で済んだので、翌日の京都競馬場では予定通り7レースに騎乗し、2勝をあげていた。ただ、21日の落馬で、プツンと切れてしまったのでは?と思ってしまった。


21日の翌日も予定が入っていたので、気が保てていたのだろうが、月曜、火曜、水曜…とレースに乗らない日が続いて、一気に気持ちが滅入ってしまったのではないか…とも思ってしまった。


直接の死因は「ショック」なんだろうと思うが、それを呼び起こしてしまったのが「東京第4コーナーの落馬」なのかと思えてしまった。


明らかに将来があると言い切れる20代では、アクシデントに巻き込まれてしまっても挽回の余地があるのが一般的だ。しかし、中年になってしまったら「再チャレンジ」なんてないに等しい。OECD加盟国の中でも「再チャレンジ」の機会がきわめて乏しい日本だ。あるべき姿になれない…と苦悶した結果なのかとも思えてしまった。


カンニング竹山、麒麟・川島明、篠田麻里子、矢部美穂…突然の訃報に対してコメントが流されていた。JRA関係者のコメントは「レース前日」なので出したくても出せないのは、どうしようもない。コメントが出てくるのは、日曜日の16時半を待つしかない。


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インターネットメディアと東京スポーツしか見ていないが、「なぜ」「動機に思い当たる面はない」のコメントばかり。


後藤さんが記したフェイスブックに限定するが、自殺するような気配はない。


①月曜日から数日の間、栃木県那須塩原市にあるリハビリ病院、栃木県医師会塩原温泉病院で身体のメンテナンスを施し、週末のレースに備えた。温泉プール、理学療法、バランストレーニング…いかにもリハビリだ。


②月曜日には、那須塩原市の塩原八幡宮にお参りしている。明るい。


③水曜日には、宿泊していた「ホテルニュー塩原」で行われていた「宇都ノ宮晃歌謡ショー」を見に行っている。ツーショット、明るい。


④フェイスブックへの最後のアップは木曜日20時12分


それから、木曜日も茨城県阿見町の自宅で夕方まで家族と普通に過ごしていた。


「心がボロボロだったのかなぁ?」と矢部美穂はコメントしていたが、状況証拠とはあまりにも合致しない。


後藤さんのページのコメント欄に、死因のようなものがあったので転載しておきます。


首の悪い人は首を引っ張って治療することがある。だからそれを自宅でしようとしていて事故で首をつれてしまったんじゃないかと。


この通りだとすれば、「自殺」ではなくて「事故死」だ。
ただ、施術の場所が場所だけに「自殺」と思われやすい。
「万が一」の事態になるとは考えないで、首を引っ張る形で吊っていたら、ご存知の訃報へ。


合掌。


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後藤浩輝騎手の訃報は、ただただ無念としか言えない。


ただ、それを続けていては本題に入れない。
今日の東京株式市場の私信的な風景の話を書かないと。


①週末に月末で手じまい売り
②短期的な過熱感に対する利益確定売り
③2月決算銘柄への用済み売り


④KKR(国家公務員共済組合連合会)やGPIFの無策な予算執行買い
⑤勝ち馬に乗るだけの金魚のフン買い


が極度に現れてしまったような感じだった。


トヨタやJALが利益確定売りと押し目買いが交錯して乱高下


これを強調しておくと、おおよその話が成り立つように思える。


株主優待新規実施発表のオリックス、ヨーロッパで近く四輪車参入が報じられたヤマハ発動機、自社株買い発表が昨日大引け後に出たリョーサン・ネクソンなど、明確な材料が出たところが上げた事は、あえて無視する。


上げに出たのがパナソニックや村田製作所、下げに出たのが三井不動産・三菱地所・東京建物。と、エレキが上げて不動産が下げ…と短絡してしまいそうな書き方ができないでもないが、銘柄を何かの形でグルーピングしても徒労でしかないとわかってしまったので、一行でまとめたら


カオス


になってしまうだけ。


セブンが上げて(4573.5△18.5)、ローソンが下げた(7820▼70)のは、どうにでも理由はつけられてしまうが、一般論では都合がいい「まちまち」。


①TOPIX Core30のセブンは買いで、Mid400のローソンは売り
②年間配当利回り1.5%のセブンには「用済み売り」は少ないが、年間配当利回り3%のローソンは「用済み売り」が嵩む


どうにでも書けそうな感じだが、個々の事情で売買してしまった結果が、方向感のなさになって現れているだけだったのが今日だった。


日経平均 18,797.94 △12.15
TOPIX   1,523.85 △2.17


しっかし、GPIFといい、KKRといい、「資産を増やす」のを生業としない、「予算を執行する」のが生業の奴らの、虚妄の作業で日本から富をくれてやる現実、フザケルナと言いたい。


駒澤大学、立正大学、南山大学、愛知大学、大阪産業大学…業者の口車に乗せられて、まんまと売りつけられた金融商品で、リーマンショックで巨額損失を出してしまった事と、GPIFやKKRの将来がダブってしまう。


少しは頭を使いやがれ! マーチにすらなれない「コアラのマーチ」扱いで同類項扱いしてやる。


今日のカキコは、以上です。