寒い。外気は12月ごろの寒さだ。
ラッシュ時の通勤電車の人口密度の高さには辟易する。実に気持ち悪い。


通勤電車でせめてもの救いは、騒がしくないこと。「降りる」とか「急病人だ」などを除けば声を出す人は通常いないので、車掌の声がスピーカーから流れることを除けば、人の声はしないに等しい。


人の話し声というやつは、ときに害毒になる場合がある。「うるせぇ」程度で済めばまだいいが、気が散らされたり、場合によっては気分が悪くさせられる場合もある。平たく言えば、騒音公害や振動公害のようなものと化す場合もあるということだ。


どういうことかって? 声高にしゃべる人たちは気分悪いでしょ。その類です。
周囲を気持ち悪くさせないよう、お気をつけ下さいね。


社畜企業では、空気すら読めないようなのが跋扈している。空疎な朝礼でムダに音声を発する生物、声高にしゃべる生物、電話口で話す声が漏れてくるだけで失笑を禁じえない生物…この程度に施しているようでは破たんは遠くないのだろう…。

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今日の東京株式市場は、「売れ」「売れ」「売れ」で推移してしまった形に。ニュージーランド、オーストラリア、韓国、台湾、香港など安いところがないわけではないが、こうした市場に引っ張られたわけでもない。先導したわけでもない。


要するに、日本そのものが悪い。


NEC、日本郵船、三井化学、日立と公募新株式を発行するところが、今月に入って続出している。そこに今日、ダイワボウHD(216▼57)が仲間入りしてきた。新たな増資をまだ発表していないメガバンクも増資必至。増資に応じる、応じさせられるには現金が必要だ。だから、見境がないと言わんばかりに売りがかさんで、下値を切り下げる流れに。


TOPIXの下げは0.5%で大したこととはなっていないものの、じわじわと売られる展開。みずほFGが13時過ぎにとうとう168円をつけ、170円を下回ってしまったのが典型的な形だ。数字的には4円安なので大したことはないが、堤防をとうとう突き破ってしまったかのようだ。


GDPの統計数字が良くても、ニューヨーク株式が高くても、アジアの島国にはあんまり関係ないみたいです。増資という名の資金回収が、日本株式をさらにおかしくしている。そう考えるしかありません。


日経平均 9,729.93 ▼61.25
TOPIX    857.00 ▼3.42
JASDAQ    45.28 ▼0.84


電力・ガス・JR・NTT。こうしたところは一時期の事態からは買い戻されているが、それは単に遊び金を振り替えているだけだと思う。
JRが高くなったのは、高速無料化見直し方針を前原国土交通相が午前の記者会見で発言したことがきっかけだと理解できたが、電力やNTTにそんなのが関係あるはずもない。


要するに、下げ相場のあだ花ってやつでしょう。


きょう、上げの話で堂々と語れるのは、欧州プリンタ最大手を買収したキヤノン(3470△100)ぐらいです。この上げは納得。増資発表後にブン投げられたNECみたいなインチキではないので、今日の上げは水準調整としていいのでしょう。


しっかし、真っ当な上げの理由が欧州企業買収で、下げの最大理由が日本企業の新株発行のための換金売り。やりきれませんね。今日のカキコは以上です。