未明に行われたロンドンオリンピック男子予選で、サッカーU-23日本代表が、スペインU-23代表を撃破してしまった!


96年アトランタ五輪でブラジルを撃破した「マイアミの奇跡」に続く「グラスゴーの奇跡」だ。決勝点を決めたFW大津祐樹は「周りには奇跡と言われるかもしれないけど、自分たちは奇跡とは思ってない。実力だと思ってます」と言ってのけた。


すげえええええぇぇぇぇぇ。


と感嘆するしかない。
久しぶりに大津のいいニュースだ。


しかし、サッカーではないところ市民生活レベルで考えると、これでいいのか???となってしまう。
「ZARA×ユニクロ」ぐらいなら「がんばれニッポン」で片付くが、なぜか国家経済が酷いところばかりだ。


7月4日付のFIFA/Coca-Cola World Rankingをコピペしてきた。


1 Spain(スペイン)★
2 Germany(ドイツ)
3 Uruguay(ウルグアイ)
4 England(イングランド)
5 Portugal(ポルトガル)★
6 Italy(イタリア)★
7 Argentina(アルゼンチン)
8 Netherlands(オランダ)
9 Croatia(クロアチア)
10 Denmark(デンマーク)
11 Brazil(ブラジル)
12 Greece(ギリシャ)★
13 Russia(ロシア)
14 France(フランス)
15 Chile(チリ)
16 Cote d'Ivoire(コートジボアール)
17 Sweden(スウェーデン)
18 Czech Republic(チェコ)
19 Mexico(メキシコ)
20 Japan(日本)
21 Switzerland(スイス)
22 Colombia(コロンビア)
23 Australia(オーストラリア)
24 Norway(ノルウェー)
25 Paraguay(パラグアイ)
26 Republic of Ireland(アイルランド)★
27 Ecuador(エクアドル)
28 Korea Republic(韓国)
29 Turkey(トルコ)
30 Bosnia-Herzegovina(ボスニア・ヘルツェゴビナ)


ヨーロッパとメキシコ以南に上位国が集中しているのは以前からなので気に留めることもないが、財政危機国家が上位に並んでいるのも事実だ。
超強豪国のはずのブラジルが11位。サッカーに視点を限定すれば冗談だと思ってしまうが、かつての経済危機から脱して「(経済発展の意味で)新興国」と呼ばれるようになった現実もあるので、「サッカーが相対的に弱くなったら、経済発展へ」といささかミスリードのようなお話になってしまうわけです。


日本がスペインを撃破した! とスポーツ新聞では大きく扱っているが、日本経済新聞的にやってしまうと「日本財政破綻へ」となりかねないので、複雑な気分にさせられてしまうのも事実だったりします。