七月一日付で社員になる。
一年と11ヶ月前に派遣で雇われてから、色んな人達に出会い、そして助けてもらった。
職歴ゼロ。資格も運転免許ぐらいしかない俺を、最初の募集とは違う新規の職場に売り込んで(?)くれた派遣会社。
「ここは初めて派遣を使う会社様なので、うちからはぜひ俵さんを紹介して、仕事を勝ち取りたいと思ってます」と熱く語ってくれた派遣の担当者。
そして面接で俺を採用してくれた前課長。
真面目で誰よりも体を使って働く人だった。
長年の過労で体を壊し、去年退職されたけたけど、まずはこの人のためにこの人よりも体を動かそうと思いながら働いた。
さらには派遣の契約が終わる頃、俺を直雇用のパートに引き上げてくれた前係長。
この人との出会いが俺にとっては一番のスペシャルギフトだった。
営業のスペシャリストで、今も違う会社で神奈川県全域のエリアマネージャーとして活躍してる。
そして 今でも月に一度は必ず飲みに行き、お互いの近況報告に花を咲かせ、ベロベロになるまで飲んでる。
最後には去年前課長の退職にあたり、違う会社から転職されて来た現課長。
新人にも関わらず、役員会議で「この数千万の赤字なら、来年一年の物流にかかっている経費削減だけで黒字にさせます」と言い切り、今年の4月の段階でその言葉の達成が確定した。
経費削減だけでなく物流現場の効率化をはかり、去年なら残業1時間ほどしなきゃいけない仕事量を、今では定時の2時間前には終わってしまう。
人当たりもかなりよく、この一年で職員や役員や社長と、全員から信頼されている。
この課長さんの後押しで、フォークリフトを会社に取らせてもらったし、社員になれた。
なんなら先月は
「俵さんをこの一年、社員にと会社に推してきましたし、今回は俵さんの実践も提出し、役員も俵さんを推してくれているので、それでも社長がNOと言うなら一緒にここを辞めましょう。役員にもそう言ってきましたw」と笑っていた姿に痺れたよね。
皆は「俺が頑張ったから」と言ってくれるけど、音楽しかやってこなかった俺が全力で頑張った所でたかがしれてる。
体を壊すまで何十年も全力で働く人。
フットワークがめちゃくちゃ軽く、営業ですぐ実践をあげ昇進する人。
一年で会社を赤字から黒字に変える人。
何一つ今の俺は勝てない。
でも逆に言えば、目の前にそんな模範となってくれる方々がいるのは幸運としか言いようがない。
この人たちと肩を並べる事が出来れば、どこに行っても大丈夫だと自信を持てる気がする。
自分を見つめると、何もできない事を恥ずかしがらずに、自分の成長のために貪欲に働けてるのは約15年のヒョージとしての日々があったから。
ここまで来たら絶対に出世してやる。
俺を引き上げてくれた方々のためにも、そして何よりも家族のため。
さらにいつかまたプラチナメンバーでワイワイやるために。
月曜から 「サラリーマンhyo-ji」としての幕が上がります。