ギーゴでアキラに負けた後、何回か乱入するもことごとく敗北する。
やはり当時のここは自分の実力からして数段レベルが高いのだ。
対戦の面白さは十分に感じたが、その前の実力差を大いに感じたまま家路に着いた。
数日後、またもや仕事帰りに成増のセガワーに行く。
行くと伝説のアキラ使いや友達になったウルフ使いがいた。
全体を見ると「 サラ 」や「 ジャッキー 」使いがやはり多いが上手な人は「 アキラ 」や重量級の
「 ウルフ 」や「 ジェフリー 」使いが多かった。
そんな中、反撃されない中段をほとんど持っていない「 パイ 」と「 カゲ 」はほぼ皆無で
ほとんど初心者の人か遊びで選んでる人が使ってるくらいな感じだった。
この時期くらいになると本2冊の情報からもこの2キャラの不利な部分も理解出来、
有効な中段を持ってるキャラはとても有利だという事がわかってくる。
しかし、ブライアント兄弟の最強説が流れ、一世を風靡した訳だがそれを研究し新たな戦略や技が生まれた。
こういったところに当時のバーチャの最大の面白さと魅力があったように思う。
ブライアント兄弟が流行った後、パンチ投げを主体とする重量級が流行るが
この重量級で言えば、実はジェフリーよりウルフ使いの方が多かった。
理由は同じスプラッシュでもジェフリーのスプラッシュ後の大ダウン攻撃はレバー大回転+ボタン連打で回避可能だが、ウルフは回避不能。そして同じダメージを持つジャイアントスイングもあるという二つの有利な部分と、ジャイアントスイングの豪快さに惚れた人、又はプロレスが好きな人、という部分が大きかったと思う。
この時期、重量級が流行りだした頃、先日のギーゴのアキラ使いのように倒身捜腿→槍下炮連打も流行りだしていた。回避しずらいのもあってこの当時の自分みたいに対応策をしらない人にとっては絶対に勝てない相手でもあった。
しかし、こういうのがあっても、なぜかあの英雄のアキラ使いはそれを絶対に使わない。
そしてあの友達のウルフもウルフでのスプラッシュは使わずたとえ相手の体力がわずかでもジャイアントスイングで締める。
そこが彼らの拘りだと思うが、その部分がとても魅力的ですごく自分を惹きつけた。
この頃からか彼らから影響を強く受け、後の自分のスタイルになっていったように思う。
ホームや成増で修行(笑)を続けていきバーチャの魅力にどっぷりと浸かっていた頃、またしても流行が起こった。しかも数々進化してきたキャラの最強説を終わらせるかの勢いである。
それは今まで、今ひとつ私の注目から外れていた、「 ラウ 」であった。