死と生。
なんて使い古されたテーマ。
世の中にとっては。
おそらく、個々にとって家族や友人の死はとてつもなく大きな意味を持つイベントであり、そこからもたらされる価値観は生きる者に重しのようにのしかかる。
言葉にすると、何とちっぽけになることか。
そんな重みを抱えて毎夜故人の為に祈る私も、ありふれた一人。
だけど私の中では悲しみ、思い出、感謝、故人の冥福、相続問題、それはもうありとあらゆる思いが直径100万年の星雲の如く渦巻いている。
死がもたらす教えは大きい。
それは、それぞれにとっての宝物になるんだろう。
今夜も、線香の香りが心地よい。