一般的な少年誌のマンが単行本で200ページで500~600円

かたや同人誌のページ数は数10ページで1000円近く。

もちろんエロ系が多いという事実はあるにしても、アマチュアの作品がプロの作品より圧倒的に価格が高いことが許容されているということがある。

そしてそれが売れている。コミケを維持できるだけ売れている。

また、女の子のコスプレ写真集とかも売れている。ROM写真集として、素人の女の子が出しても1日で100枚とか出たりする。1枚1500円だから売上15万円。

メイド喫茶のほとんどが怪しいビルの上層階で、内装は安っぽく、料理も微妙だけど、メイドがいるという店だ。だからといって内装に金をかけ、一等地に出したからっていい店になるとは限らない。


つまり月並みな言い方をすると、品質や性能とその価格には全く連動性がない。ついでに言うと原価とも関連性は全くない。そういう意味ではIT系のサービスに通じるところがある。完全な収益逓増型であり、悪乗り的な連鎖で爆発するときは爆発する。売れないときは全く売れない。といって、定量的に分析しても法則があるわけではない。これが今起きてるオタク業界の動きである。


そこでそこに対応するためには、リスクを減らしつつあらゆる可能性に備える戦略が重要になってくる。つまり偵察衛星とでもいえる情報網を張り巡らせ、これから伸びる分野を探し当て、そこに投資することができれば、単純に成功確率は高くなる。幸いこの分野での大手といっても大した規模ではないし、特定分野に特化している場合が多い。だからあまり競合対策を重視する必要はない。


とここまで来るとベンチャーやイノベーションの考え方と共通になってくる。それがオタク産業に参入する基盤となるのである。


常識の縛られず頭をリフレッシュしてみよう。



 政府の推進する成長分野としてファッションやアニメーションが入ったようだ。Cool Japanとかなんとかで、多少注力していただくのは、非常によろしいと思う。ただこういうジャパンコンテンツが持つ強みを、従来型の製造工程で切り取って考えるのは、ITで失敗した「ものづくり」志向のジレンマへ陥りさせるように思われる。


 それはITで例えれば、AppleがiPodを出しました。ソニーがウォークマンを対抗して出しました。ソニーは音質もよく、質感もばっちり、機械としてはAppleを凌駕しました。だけどビジネスのキーiTunes Storeでした。大事なのはそのハード、ソフトを含めた世界感が受け入れられただったのです。これは今のiPhone,iPadに続く熱狂に続きます。日本企業は全くついていけません。ただこれにおぶさって、App Storeで一旗あげようってことしかできません。


同じようなことを、こういうコンテンツ分野で考えています。つまりファッション=デザイン、制作、製造、物流、アニメ=構想、制作、編集、流通みたいな。そこで、これらを支援すると考えるとどうするんでしょう?輸出環境を整える?海外市場開拓?そんなこと役人にできるんでしょうか?しかも輸出は日本の得意分野今までにずいぶんやってきました。でも無理でしょう。違法コピーがどうとか、ファッションだったらありかもしれないけど、そんなとこ押し売りしたって意味がない。


これは売り物の特性を間違ってとらえているのです。特にコンテンツ産業というのは、はっきり言って生活非必需品です。つまりなくても生きていけます。衣服は必需品って言う人もいるかもしれませんが、だったら防寒服買えばいいでしょ。109で買う必要はないはずです。


つまりコンテンツ産業のおける最終的に売れたものっていうのは、最終的に売れたそのものとは関係ない。それは個人の幸せや自己満足、自己表現の産物であり、そのバックグラウンドにある物語や関連性を強化していけばいくほどそのコンテンツの価値が上がると考えるべきなのです。


たとえばですが、原作のアニメ→同人誌、コスプレ、2次制作物という流れができ、いつの間にかコミケに何十万人も集まるような事態が起きるわけです。


もちろんただのマネだろってのが多いのは事実かもしれませんが、そこから新たな創作物が生まれたり、表現活動がすすむなかで、文化の厚みがでる。引いては日本のサブカルチャーの強みがでる。そういう算段です。


政府がもしこの産業を活性化させようと本気で思うのであれば、表現の自由を保障することは一番大事なことです。また外国への開放も反面大事です。文化は化学反応ですから、そういうコンテンツ特区とかあればいいですね。また安価に施設や場所を提供していただくのも重要です。偏見が多いですが、オタク系のイベントや集まりは、非常に人が集まります。こういうイベントがもっと海外からも来れるようなイベントに育っていければそれだけでも日本にメリットがあります。


こういう身近なところから動くなら金もかからないですしね。

 子供のころからPCに触れていました。最初にあったPCはNECのTK80-BS、TVにつなげてBASICが使えるけど、キットでおやじが自作してたような代物でした。しかしながらそーゆー世界にどっぷりはまるというわけではなく、ゲームできればいいかなって感じで過ごしてました。多少はんだごて使えるとか、BASIC触ってたから、英単語を知ってる(print とか go とか if then else)とかとか。しかしながらおやじの必死のオタク洗脳計画は続き、3歳のとき初めてのおもちゃが鉄道模型(EF65+24系25型ようはブルートレインです。)とか買ってくるわと思ったら、なんか周辺機器とか含めて100万近くでシャープのMZ5500を買ってきてしまう。他の友達の家がスカイラインだマークⅡでドライブだって言って自慢される中、パソコンと鉄道の世界に突き落とされてしまったのでした。

 しかし中学以降、さすがに、こんだけオタクな人生はきついと自分の中で防衛本能が働き、はっきりいってパソコンとかさわりませんでした。鉄道も小学校で卒業したはず。なので家にX68000というマニアックなマシンはありましたが、中高とその辺はに関わらずに過ごしてました。

 大学進学後、ふとしたことから急にMacがほしくなりました。実家から離れて落ち着いたのかもしれません。(なんせ家でPCと言えばマシン語でフラクタルの計算とかオシロスコープがくっついてたりと意味不明でしたから)反動からあの素敵なGUIに触れて感動したものです。たまたまカナダへ留学する前後からインターネットが普及しはじめ、いいタイミングでまたPCにマニアックにはまっていきました。

 文系ではあるのに、最初に入った野村総合研究所では、同期でもかなりマニアックな部類ではあったと思います。(もちろんあそこには上の上がいますので、全くかないませんが)

でそんなこんなでソフトバンクに転職、初めてビジネスぽいことして、30になる前に起業という形ではじめました。