「ライトスタッフ」
★★★★☆
【公開】1983年
【製作国】アメリカ
【上映時間】193分
【監督】フィリップ・カウフマン
【原題】The Right Stuff
昔、一度観たことある映画なんです。久しぶりに観たらやっぱり良い映画でした。
なんで、久しぶり観てみようかと思ったかと言うと、私が個人的に凄く好きな
岡田斗司夫
が、
Amazonビデオにある「ライトスタッフ」がそろそろなくなるよ。
みたいな事を言ってて、
「それは、観なきゃな」
って思って観ました。
岡田斗司夫はこの映画とても好きらしく、よく話に出てきます。
特に、彼がガイナックスを立ち上げて初めて作ったアニメ映画
「王立宇宙軍 オネアミスの翼」
は「ライトスタッフ」に内容が近くて、当時「王立宇宙軍」の構想中だった岡田斗司夫はショックだった様です。
岡田斗司夫の話にはよく出てくる映画で、自分も観たことあるはずなんだけど、あまり内容が思い出せなかったので、せっかくAmazonビデオにあるし観てみよう、と思ったわけです。
今回観たのは3時間を超える完全版で、最初は
3時間かぁ〜、キツイなぁ
って思っていたんですけど、見始めるとあっという間でした。
やっぱり面白い映画ってのは長くても、長く感じないから偉大ですね。
この映画はトム・ウルフによる同名のドキュメンタリー小説が原作で、NASAのマーキュリー計画に挑んだ7人のパイロットの物語です。
実話が元になっていますが、あくまでエンターテイメント作品なので、事実とは異なる点もあるのだと。まぁ、当然ですけどね。
タイトルの「ライトスタッフ」といのは
正しい資質
みたいな意味の様です。
物語は人類で初めて音速を突破した男
チャック・イェーガー
が音速を超えるところから始まります。
この映画の見どころとして、このチャック・イェーガーという人の孤独な戦いがあるかと思います。
マーキュリー計画に挑む7人のパイロットも元々は戦闘機乗りだったんですが、宇宙飛行士に挑戦して、国中のヒーローになっていくんですけど、イェーガーはあくまで戦闘機乗りにこだわって孤独な戦いを続けるんですよね。
飛行機で記録作っても誰にも見向きもされない時代。
宇宙に行ってなんぼの世界でストイックに空にこだわる感じがかっこいいんですよー。
一方、厳しいテストをクリアしてマーキュリー計画のパイロットになった7人にもそれぞれにドラマがあって面白いんです。
特に、家族との関わりが丁寧に描かれているのが印象的でした。
この頃はソ連と争いながらも半ば強引に宇宙計画を押し進める姿が今となってはちょっとあり得ない感じに思えます。
宇宙計画の物語なんですけど、内容的には
人生について
家族について
男の生き様について
みたいな、感じなんで色褪せずに面白いんだろうな、と思いました。
気になった方は是非ともご覧ください。
Amazonビデオにまだありますよ。
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