「アメリカン・ビューティー」
★★★★☆
【公開】1999年
【製作国】アメリカ
【上映時間】122分
【監督】サム・メンデス
【原題】American Beauty
第72回アカデミー賞で作品賞を受賞した映画です。
久しぶりに観てみましたが面白かったです。
この映画を初めて観た時、トッド・ソロンズの「ハピネス」という映画に似ているなぁ、と思いました。
「ハピネス」の公開が1998年なのでほぼ同時期に制作された映画なので、同じ時期にアメリカ現代社会の闇を描いたような映画が同時に作られたことが興味深いです。
この「アメリカン・ビューティー」はある家族の崩壊を描くことでアメリカ現代社会の闇のようば部分を描いた映画だと思うんですけど、「ハピネス」に比べると観やすくて大勢の人に伝わる内容になているなぁ、と感じました。
シカゴ郊外に住む42歳のレスターは妻と娘に囲まれて幸せな家庭を築いているように見えるが、実際は妻との関係は冷え切っており、娘にはバカにされており死んだような生活を送っていた。
ある日、娘ジェーンのチアリーディングを見に行った時に見たジェーンの友人アンジェラの美しさに心を奪われてしまう。
アンジェラとの出会いでないかが吹っ切れたレスターは、すでに自分には失うものはないと思い会社を辞め、今までが家族の手前我慢していた事も我慢することなく自由にやるようになる。
自由を手に入れたレスターはアンジェラの気を引こうと体を鍛え始める。
一方、ジェーンは隣に引っ越してきた青年リッキーとの交流を深めていく。
リッキーは過去に精神病院に入院した経歴があり、学校では浮いた存在だった。
そして、レスターは妻の仕事関係のパーティーで偶然リッキーと出会い、リッキーがドラッグの売人をしていることを知り、リッキーからドラッグを購入する。
家族が本音をぶつけるようになっていき、崩壊寸前で均衡を保っていた家庭が崩壊へと向かっていく・・・・・・
といった内容です。
この映画には2つの家族が登場します。
1つは主人公であるレスターの家族。
この家族はレスターと、レスターの妻キャロライン、娘のジェーン。
それぞれに何かしらの問題を抱えています。
レスターは家族から孤立し、あげくに娘の友達を好きになってしまう。
会社も辞めて、ファストフード店でバイトを始める。
妻のキャロラインは不動産の仕事に熱心で、地元で不動産王t呼ばれている男と不倫関係になる。
ジェーンは何事にも興味を持てないティーンエイジャーで、人とは違う人生を送りたいと考えている。
そして、もう1つの家族は隣人であるリッキーの家族。
リッキーは精神的に問題を抱えており、定期的に医者の診断を受けている。さらに、ドラッグの売人をしお金を貯めている。
ビデオカメラで映像を撮るのが好きで、つねにカメラを回している。
リッキーの父フランク大佐は軍人として厳格に生きなければならないと思っており、本当の自分を封印して生きている。
リッキーの母は全てに興味を失ってしまっている。
この2つの家庭がどんどん崩壊へ向かっていく様を上手に無駄なく描いているのがこの映画です。
脚本はかなりよく出来ていると思います。
確か「キックアス」という映画で「アメリカン・ビューティ-」の事に少し触れているんですけど、ナレーションをしているキャラクターだからって生きてるとは限らないみたいな感じで。
とここまで書いてしまうと多少のネタバレになるんですけど。。。
出演している役者陣もなかなかいいです。
主人公のレスターを演じるのはケヴィン・スペイシー。
この人はキモいおっさん役がめっちゃハマりますね。
娘ジェーンを演じるのがソーラ・バーチです。
「ゴースト・ワールド」(感想はこちら)でもいい味を出していましたが、この映画の出演でかなり役の幅が広がった印象があります。
ディープな内容なんですが、軽い感じで見せてくれるような脚本になっていてとても面白いと思いました。
気になった方は是語ともご覧ください。
予告編
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