「GOTH(ゴス)」
★★★☆☆
【公開】2008年
【製作国】日本
【上映時間】96分
【監督】高橋玄
乙一の同名小説を原作とした映画作品。
人間の暗黒面に強い関心を持つ高校生の神山樹と、同じく人間の暗黒面に興味を持つ同級生の少女森野夜の2人がある連続殺人事件に関わって行くというストリーで、いわいるサスペンスものです。
原作者の乙一の小説は一冊も読んだことないし、監督の高橋玄の映画は一本も観たことないんであまり詳しくは知らないんでけど、この映画を観る限りでは、演出はなかなか幻想的で、画面作りは頑張ってる感じがしました。
内容的には原作を基本としたオリジナルストーリーになっているようなので、特に原作を知らなくても楽しめる内容になっていたと思います。
死体や猟奇的な殺人に強い興味を持つ高校生神谷樹はある日、クラスメイトの森野夜が自分と同じ趣味を持っていることを知る。
趣味を共有した2人は急速に仲良くなる。
樹たちの住む町で起きてる連続殺人事件に興味を持った2人は、探偵のまねごとを始める。
連続殺人事件の犯人は、死体を人の目に触れる場所に置くことによってまるでアート作品のように、展示するところから、同じような趣味をもった人間の仕業ではないかと推理する2人。
ある日、夜が行きつけの喫茶店で1冊の手帳を拾ったことから2人は本格的に連続殺人事件に関わることになる。
その手帳は明らかに犯人の書いたものだった。
手帳のあった場所を考えると、喫茶店の常連数名と店のマスターが容疑者ということになる。
元々、猟奇殺人などに興味のある連中が集まった喫茶店だけにみんなそれなりに怪しい。
2人は、じょじょに真相に近づいていくが・・・・・
といった内容です。
まず、最初に晴れた公園の中で、洋服を着ているが、手首が切り取られた死体が発見されるところから物語は始まります。
この見せ方はなかなかいいいなぁ、と単純に思いました。
一見は死体には見えないけど、子供たちの遊んでいる公園にまぎれている。
死体の見せ方にこだわりのある犯人のようで、他にも流れる川に死体を置いてみたりしています。
この現場に樹と夜が行って、発見された死体の状態を再現してりしてるんですけど、この感じはきっとミレーの有名な絵画「オフェーリア」が元ネタになっているのではないかな?って思います。
物語の前半は、樹が夜にラヴ・クラフト全集を貸したり、死体の写真集を見たりして、ちょっとあざとい感じもしますが、これから物語がおもしろくなりそうな雰囲気が漂っています。
このオフェーリアのパロディにしても、悪くない演出だと思うんですけど、基本的にはミステリーなのでいわいる犯人探しが物語の軸になっていくんですよね。
これが、ちょっと微妙過ぎる展開でした。
事件よりも、謎めいた夜の素性や過去に何があったのかといったところが気になるような展開でしたが、その辺は特に触れられることなく展開されます。
主人公の樹もいい雰囲気だけは出てるんですけど、それだけで、特になにがあるといいわけではないんですよね。
この手の猟奇趣味の映画って基本的にはあまり好きではないんですけど、この映画は割と幻想的な雰囲気が漂っているので悪くはなかったと思うんですけど、とにかく惜しい感じでした。
予算もあまり無かったのかな、って感じの演出が多かったのも残念といえば残念です。
森野夜を演じた高梨臨はなんとなく「エコエコアザラク」の頃の佐伯日菜子っぽいな、って思いました。
樹を演じる本郷奏多はなかなかの美少年ですね。
原作知らないですけど、結構ハマってたんじゃないでしょうか。
喫茶店の常連役で鳥肌実が出てるんですけど、一切セリフなくてちょとウケました。
気になった方はご覧になってみてはいかがでしょう。
予告編
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