映画「ニンフォマニアック Vol.1&Vol.2」 | 渋谷宙希のブログ

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「ニンフォマニアック」
★★★☆☆






【公開】2013年
【製作国】デンマーク/ドイツ/フランス/ベルギー/イギリス
【上映時間】Vol.1 117分、Vol2. 123分
【監督】ラース・フォン・トリアー




ラース・フォン・トリアーが監督、脚本を務めた二部構成のデンマーク映画。


「アンチクライスト」、「メランコリア」に「鬱三部作」の最終作だそうです。


「鬱三部作」って・・・・・


「メランコリア」は好きな映画なんですけど、「アンチクライスト」は実はまだ観ていないんです。


「鬱三部作」というくらいなんで確かに、鬱鬱とした映画だった気がします。


タイトルの「ニンフォマニアック」は「色情狂」という意味で、色情狂のヒロインが自らの生涯を振り返るような内容。




冬の夜。路上で倒れている女性を自宅で介抱したセリグマン。


女性ジョーはセリグマンに自らの人生を語りだす。


幼いころから性に強い関心を持っていたジョーは15歳の時に年上の青年ジェロームを相手に初体験を済ませるが、その体験はジョーの中ではあまりよい思い出にはならなかった。


経験を済ませたジョーは幼馴染のBと長距離列車の中で目的地に到着するまでどちらが多くの男と関係を持つか、という競争をしたり奔放な性生活を送るようになる。


ある日、秘書の仕事の面接を受けたジョーは何の取り柄もないジョーを雇った男は実は初体験の相手ジェロームだった。


ジェロームと再会したジョーは最初ジェロームを拒絶していたが、次第にジェロームに惹かれていく。


しかし、急に会社から姿を消したジェロームは結婚をして旅に出てしまった・・・・・




といった内容。


主人公のジョーは色情狂である自分自身を肯定しつつも、自分の存在を邪悪であると否定している一見矛盾した存在なんだけど、一貫した価値観のようなものがあってこのキャラクターは好きでした。


そして、そのジョーの話を聴いている初老の男性セリグマンがとてもいい。



文学と数学が好きなおじさんで、なんか自分に通じる部分もあって見てて面白かったです。


映画の中で結構大切な数字として


3+5



というのがあるんですけど、この数字がジョーの口から語られた時に


フィボナッチ数だ



ってテンション上がってましたよ。


3と5は確かにフィボナッチ数なんですけど、2つの数字だけでフィボナッチ数って言ってしまうところが面白いです。


素数でもあるし、たぶん3と5だけだったら他にもあてはある数字がいっぱいあるのでは?て思ってしまいます。


でも、それが言いたいって感じがほほえましい。


映画としての演出はさすがに鬼才トリアーといった感じで普通の映画とは一味違う演出がたくさんあって面白かったです。



二部構成になっていて合計すると4時間近くある作品なんですけど、そんなに長いなぁ~って感じにはならず最後まで結構おもしろく見ることができたのはその演出のおもしろさもあるのではないかなぁ、って思いました。


脚本も基本的には面白いんですけど、後半ちょっとしんどいかな?って感じでした。


1部はかなり面白かったので、ちょっと2部でテンションが下がったのが残念かな、と。


かなり、インパクトのある性的なシーンが多いので、そういうのはちょっと、って方にはあまりおすすめできませんが、ラース・フォン・トリアーの過去に作品が好きと言う方ならきっと最初から最後まで楽しめるのではないかと思います。


気になる方はたっぷり時間のあるう時にでも観てみてください。


予告編ソフトバージョン



予告編ハードバージョン








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