「トリコロール 赤の愛」
★★★★★
1994年のフランス映画。
クシシュトフ・キェシロフスキ監督による「トリコロール 3部作」の3作目。
昔、見た記憶があったんですけど、いい映画だった気がするけど内容覚えてない。って感じだったので、久しぶりに見返してみたんですけど、これが素晴らしい映画でした。
とにかく、映像の美しさに目を奪われます。
赤がテーマになっているので、映像の端々に象徴的に赤色が使われていてそれがとても美しい。
全体的にコントラストの強い映像になっていて、赤は赤く、黒は黒く、白は白い。はっきりした色合いがスタイリッシュでかっこいい。
そして、なんといっても主演のイレーヌ・ジャコブが美しいのです。
主人公はジュネーブの大学生ヴェランテーヌ。
ヴェランティーヌは大学に通いながらファッションモデルの仕事もしている。彼氏からは常に浮気をしているんじゃないかと疑われていて、関係はギクシャクしている。
病院に連れて行くと、怪我はたいしたことはなかったが、妊娠していることがわかった。
再び飼い主の家に行き、犬を返そうとするが、その飼い主は人間不信の塊のような男だった。
ヴェランティーヌはケルヌに盗聴をやめるように言うが・・・・・
といった内容。
このメインストーリーと平行して、ヴェランティーヌの近所に住む法律家を目指す青年オギューストの物語が挿入されます。
このオギューストの物語が最初は一体なんなのかわからないんですが、物語が進行していくうちにオギューストの意味が分かってきます。
そして、ラストには全ての一つになって終わるんですけど、その説明が一切なく、見ている人間が全てを考えてなかればならない。
この辺りの演出がとてもうまく、様々な物語の破片がちりばめられていて、それを少しづつ見せていく感じ。
最初にも書きましたがとにかく映像も美しく、赤が象徴的に使われています。
久しぶりに見て、なんでこんないい映画の内容を覚えてなかったんだろうか?って思ってしまいました。
これは「白」と「青」も早急に見てみなければなりません。
気になった方はぜひごらんになってください。
予告編
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