「町でいちばんの美女」チャールズ・ブコウスキー
★★★☆☆
ブコウスキーの本は「勝手に生きろ!」(感想はこちら)以来2冊目でした。
「勝手に生きろ!」は作者であるブコウスキー自身が主人公チナスキーとなり、自らの物語を語るというものだったんですが、「町でいちばんの美女」は短編小説と随筆が混じったような短編集でした。
ちなみに、ブコウスキーに関しては「勝手に生きろ!」は「酔いどれ詩人になるまえに」(感動はこちら)というタイトルで映画化されていたり、ブコウスキー自身のドキュメンタリー映画「ブコウスキー・オールドパンク」(感想はこちら)になってたりと、アメリカの文学界では異端児としてその存在を確固たるものにしている作家です。
「町でいちばんの美女」は短い物語がいくつも入っているんですけど、中でもタイトルにもなっている「町でいちばんの美女」は凄く良かったです。
町でいちばんの美女と主人公が考えているキャスは自分自身を傷つけてします少し危険な女性。
美しくないものに美を見出そうとしているキャスは誰とでも寝るような女の子なんですが、この小説読んでブランキー・ジェット・シティの「左ききのBaby」って曲を思い出してしまいました。
純粋なものこそ美しい。というブコウスキー独自の美しさへの感覚が出ているような気がして良かったです。
他にも「つめたく冷えた月」(感想はこちら)というタイトルで映画になっている「人魚との交尾」も入っていてこちらも良かったですね。
映画よりも小説のほうが面白かったです。
凄く短い短編なんですけど、必要なことが全て書かれているような感じがして。
他にもブコウスキーが連載をしていた新聞「オープンプッシー」(連載のタイトルは「ダーティー老人ノート」笑)」が誕生したから廃刊になるまでを描いた「あるアンダーグラウンド新聞の誕生と死」やSFっぽい設定の小説「なかなか交尾できない12匹の空飛ぶ猿たち」、自分の体がどんどん小さくなっていく変な小説「15センチ」など、おもしろい作品がたくさん入っています。
初めてブコウスキーを読むにはこれから読むのがいいかもしれません。
とは言っても、かなり内容が卑猥なので読むときは注意してくださいね。
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