映画「もらとりあむタマ子」 | 渋谷宙希のブログ

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「もらとりあむタマ子」
★★★★☆




2013年に公開された日本映画。


山下敦弘の初期作品は大好きで、特に


「どんてん生活」
「ばかのハコ船」



の2作品に関しては、邦画の中ではかなり上位にランキングされるぐらい好きです。


学生時代に作った短編映画


「夏に似た夜」


は本当にセンスの良さが爆発していて大好きです。



「リアリズムの宿」くらいからメジャー路線にいって、「リンダリンダリンダ」や「天然コケコケッコー」あたりまで観て、自分の好みには合わなくなってきたので、それ以降の映画は観ていませんでした。


なので、久しぶりに観た山下作品でした。


で、結論から言いますと今回観た「もらとりあむタマ子」はとてもおもしろかったです。


山下監督らしい、絶妙な間が笑いを誘う内容になっていて、久しぶりに映画観て笑いました。



物語は大学を卒業したタマ子が実家へ帰ってくるところから始まります。


実家に帰ってきたタマ子は毎日、寝て、食べて、漫画を読むという毎日。





実家の両親は離婚していて、現在は父親しかいません。


実家はスポーツ用品店を営んでおり、父親は早くタマ子に就職してほしいと思っています。


タマ子はひそかに町の写真屋さんの息子(中学生)に頼んで、自分のポートレイトを撮影してもらいます。


いよいよ、就職活動を始めて娘を見て父親も少し安心。


父親は近所の人の紹介で女性と知り合います。


タマ子は自分の就職先と父の再婚と色々な悩みを抱える。


という内容。


親の脛をかじっている間は一人前の大人にはなれないもんですよね。


あぁ、耳が痛い。


一人暮らしをしている時はなんでも一人でできたのに、実家にいるとついつい親に甘えてしまうものです。


そして、親の心子知らずといいましょうか、親の気持ちというのはなかなか子供にはわからないし、逆に子の心親知らずで、子供は子供でなんか色々とくだらないこと考えているものです。


この映画はモラトリアムな女の子が主人公ですが、このモラトリアムな状態というのはいつ脱出できるんでしょうかね。


親からしたら子供は何歳になっても子供だし、子供からしたら自分が何歳になっても親は親なんですよね。


甘えていいなら、親に甘えるのも悪くないのかなぁ、なんて思いました。


しかし、この映画では最終的に映画的なオチをつけているんですけど、それがちょっとどうなの?って思いましたね。


別になくてもよかったような気もします。


主演は元AKBの前田敦子です。


「栞と紙魚子の怪奇事件簿」(感想はこちら)以来前田敦子の演技を見ましたが、さすがによくなってますねー。しかも、この映画の役はかなりハマってました。観てて凄くしっくりきてる感じがしてよかったです。


登場人物で言えば、写真屋の息子(中学生)がとてもいい味だしてました。


特に、中学生の彼女と一緒にいるシーンはなんというか、山下監督らしい空気がとてもよく出ていておもしろかったです。




優しい親に甘えてきた自分としては、もう人事ではないな、と感じた作品でした。


いつか出世して楽させてやりたいです。



























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Plastic-Mix 20140719



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