読書「犬神博士」夢野久作 | 渋谷宙希のブログ

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「犬神博士」夢野久作
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夢野久作の小説といえば、探偵小説界の怪書「ドグラ・マグラ」が有名です。とにかくヘンテコな小説でありましたな。この小説は。チャカポコチャカポコ


映画にもなった「少女地獄」も読みました。

タイトルの割には結構かわいい感じの内容に驚きましたよ。


で、今回読んだ「犬神博士」でありますが、これは今まで読んだ夢野久作小説の中で一番おもしろかったのであります!

犬神博士というあだ名を持つ謎の老人がインタビューに答えるという形式で物語は始まります。

老人の幼少時代に遭遇した大冒険を過去を回想しながら語られていくのですが、この犬神博士の幼少時代がとにかくかわいい!!

少年はチイといい年齢は6歳くらいで、一見美少女のような容姿をした美少年。

いつも女の子と間違えられるこの愛らしい少年が繰り広げる大冒険活劇なのであります。

旅芸人の両親(実の親ではないらしい)と共に幼いながらも踊りの天才として生活費を稼ぐのに一躍を担っているチイ。

しかし、踊りがワイセツである。として警察に捕まってしまう。

そこで、チイは超人的な数々の能力を発揮して、警察を翻弄し!いかさま賭博師から賭博で大勝利を収め!舞台となっている福岡全体を揺るがす福岡知事と炭鉱労働者たちとのいさかいに割って入り喧嘩をいさめる!などなどとにかく小さい体と純粋な心を持った美少年が縦横無尽の大活躍!

夢野久作がこんなおもしろくて、愛らしい小説を書いていたとはねぇ。

意味不明な「ドグラ・マグラ」よりもこっちの方が俄然名作だと思うのだけれど、どうかしらん。

夢野久作の小説にはとにかく美少年、美少女が登場する。

やっぱり、小説に登場する美少年、美少女というのは胸がときめきます。

映画や漫画と違って実際の容姿を見ることができなので、自分で自由にその美しい姿を想像することができるから。

この小説の主人公チイは6歳ほどの少年だけれど、その両方を兼ね備えているところがとてもいい。

少年チイが大人にかわいがられているシーンがいくつも登場しるのですが、なんかそれだけで嬉しくなる。


角川文庫では松田修という人が解説を書いているのだけれど、そこではチイは神として描かれている。と書かれているが、まさしく男女の性別を超え、超能力を身につけたチイは神のように描かれている。

しかも、その行動原理はとても純粋で子供のままの思考を持っている。

完璧なヒーロー像ではないかと思うのであります。

チイの活躍に胸躍ること間違いなしです。

夢野久作の小説は気になるけど読んだことないんだよね~、って思っている方にはぜひこの「犬神博士」をおすすめしたいです!
























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Plastic-Mix 20140328



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