2013年12月 読書のまとめ | 渋谷宙希のブログ

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音楽、映画、写真、本。趣味のブログです。

去年の12月に読んだ本はハッキリ言ってかなり豊作でした。

8冊読んだ中で星5つの本が4冊あったんで、半分!これはなかなかの確立であります。

ちなみに、去年は1年で98冊の本を読んだようです。今年は100目指そうかと思ったんですけど、去年のデータを見ると2月に12冊、3月に13冊とか読んでるんですよね・・・

そんなに読めないって。平均したら8冊くらいなんかなー。

まぁ、冊数じゃないからね!本は!!w

ってことで、去年の12月に読んだ本です。



「罪と罰〈下〉 (新潮文庫)」ドストエフスキー

★★★★★



とりあえず、めちゃくちゃ面白かった。この小説はあらゆる側面があり、濃密な人間の心理や思想や哲学を描いています。人の欲望や善悪、生きていく意味、殺人とはなにか。読み進めていくうちにどんどん自分自身の心理に潜り込んでいき深く物事を考えることができた。 犯罪小説としてもかなりお面白く、特に主人公ラスコーリニコフとポルフィーリィとの対決場面などはハラハラドキドキして夢中で読み進めた。さらに、罪を犯した人間の再生の物語でもある。 ヒロインのソーニャとの愛の物語でもあり、ラストは本当に感動的だった。また改めて読み返したい作品。 まさに名作でした。




「ダーク・タワー〈4〉魔道師と水晶球〈中〉 (新潮文庫)」スティーブン・キング
★★★★☆

ローランドの過去が語られる。 ローランドとスーザンの激しい恋の模様が痛々しくいらい切なく、この恋がどの様な結末を迎えるのかハラハラドキドキです。 さらに、敵対する男たちとの騙し合いも読んでいてとても面白い。ローランドの過去が語られるチャプターもいよいよ残り一冊。楽しみです。




「なんとなく、クリスタル (新潮文庫)」田中康夫
★★★★★



まずタイトルがいい。 「なんとなくクリスタル」 って。 この「なんとなく」って感覚がとっても大事な小説。一見中身がないように見える。少しあざとくも見える注釈。やたらとブランドやミュージシャンの固有名詞が出てくる感じとか。きっと嫌な人は嫌だと思うし、全然面白くないと感じる人は沢山いるだろうと思う。でも、個人的には凄く面白かった。 「なんとなく」な気分がとってもよく表現できていて、なんとなく気に入りました。




「銀の匙 (角川文庫)」中勘助
★★★★★



少年の目を通して見る世界。 主人公は体が弱く、繊細な心を持った少年。女の子みたいなところがあって世界の眺め方がとてもキラキラしている。 文章がとても美しくて素晴らしい。昔の日本の言葉遣いや所作の美しさも伝わってくる。 隣の少女に抱く淡い恋心や、育ての親代わりとなる叔母さんとの関係や、自分だけの宝物を持つ気持ちや、とにかく純粋で透き通った世界。 本当に素敵な小説でした。




「スターダスト (角川文庫)」ニール・ゲイマン

★★★★☆
ロマンチックな大人のファンタジー。 好きな女の子と結婚するため流れ星を探す旅に出る少年の冒険物語。 妖精の国と人間の世界の境界にある村から始まるのだけれど、人間の世界と妖精の世界との距離がとても近くて面白い。そして、物語は少年の真実の恋を探す旅へと変貌していく様もいい。 流れ星を巡って魔女の女王と対決したり、王位を争う兄弟たちとのゴタゴタがあっとりと、ファンタジーとしてもなかなか良く出来ていて読んでいて普通にハラハラドキドキしてしまいました。 映画も見てみたいな。




「ダーク・タワー〈4〉魔道師と水晶球〈下〉 (新潮文庫)」スティーブン・キング
★★★★☆
ダークタワー第四部「魔導師と水晶球」読み終えた。第四部と言ってもすでに八冊目。長い長い物語の折り返した辺りだろうか? この第四部は主人公であるローランドの若き日を描いたもので、ローランドがガンスリンガーとなり初めての恋をする。しかし、そこ恋の結末はわかってはいたけど、あまりにも悲しかった。 バトルあり、恋あり、魔法ありとかなりのボリュームで楽しめた。キングならではの濃い登場人物たちが織りなす暗黒の塔を巡る冒険はこれからも先が気になって仕方が無い。




「車輪の下 (岩波文庫)」ヘルマン・ヘッセ
★★★★★



ヘルマン・ヘッセの代表作で、世界的名作文学作品。 あまりにも切ない青春小説だった。とにかく、情景描写が美しく様々な場面が映像として目に浮かぶ。 天才少年であるがゆえの孤独や挫折が描かれており、現代の社会に置きかえてもそのまま通じる内容。 少年の繊細な精神や、寄宿学校で描かれる恋愛にも似た友情や、初恋の切ない思い出など、世代を超えた青春の苦悩がみずみずしくも、切ない文書で描かれている傑作でした。




「われら三人」ジェン・エシュノーズ
★★★☆☆
初めて読んだジャン・エシュノーズ作品。 どことなくつかみどころのない物語だった。大地震や宇宙飛行などの大きな出来事があるのに、ひょうひょうとしていて感情に訴えるものはなく、登場人物たちの人間関係もどこか希薄でつかみどころがない。 トゥーサンの小説と通じるものがあるんだけど、個人的にはこちらはあまりピンとこなかったなぁ。 ただ、全体を通してひょうひょうとした文章は嫌いではなく、むしろ慣れれば心地よい感じもした。





この月のベストはちょっとむずいけどやっぱこれかなぁ~。
<BEST BOOK>
「罪と罰〈下〉 (新潮文庫)」ドストエフスキー

名作でした。
でも「車輪の下」と「銀の匙」も最高だったよ~。
















2013年の曲で作ったMix-Tapeはここで聴けます♪
http://www.mixcloud.com/yu-ki-shibutani/plastic-mix-20131229/