早いもので明日から8月ですなぁ~。
暑いわけです!!!
今月は計8冊の読書です。
「失われた時を求めて〈6 第4篇〉ソドムとゴモラ 1 (ちくま文庫)」マルセル・プルースト
★★★★☆
「ソドムとゴモラ」のタイトルからわかるように同性愛がテーマとなる。この時代に同性愛について書くのはなかなか勇気のいることだったんじゃないかと思う。シャルリュス氏とジュピアンのカップルが登場したり、主人公が恋心を抱いているアルベチーヌをレズビアンではないか?と疑って嫉妬したりする。 プルースト自身は同性愛者だったらしいが、小説の主人公はむしろ女好きのように見えるのが面白い。
「ダーク・タワー1 ガンスリンガー (新潮文庫)」スティーヴン・キング
★★★☆☆
キングのライフワークである作品の第一巻。 序盤は世界観に慣れるのに少ししんどかったが、少年と行動を共にし始める頃から世界観にも入り込め、終盤の黒衣の男と対峙する部分はこれから始まる壮大な物語を予感させてくれてとても面白かった。第二巻からが本格的に物語が始まるみたいなので楽しみ。
「夜間飛行 (新潮文庫)」サン=テグジュペリ
★★★☆☆
「星の王子さま」のサン=テグジュペリがパイロットとしての経験を活かして書いたと思われる「夜間飛行」と処女作である「南方郵便機」を収録。 正直言ってかなり読みづらかったが、時々ドキっとするような美しい描写があり、さすがやなぁ、と関心。内容としては「夜間飛行」の方がすんなり入っていけました。あまり共感はできなかったけど、読み物としてとても良い作品だと思います。
「現代語古事記: 神々の物語 (学研M文庫)」竹田恒泰
★★★★★
日本誕生の神話世界をわかりやすい文章と詳しい解説でとても読めました。 イザナギとイザナミ、アマテラス、ヤマタノオロチ、いなばのしろうさぎ、など断片的に知っていた有名なエピソードの全容を理解することができた。日本神話を知ることで、これから神社に行くのが楽しくなりそうです。 日本人なら知っておくべき神話です!
「失われた時を求めて〈7〉第四篇 ソドムとゴモラ〈2〉 (ちくま文庫)」マルセル・プルースト
★★★★☆
この巻のラストではすぐに女性を好きになっては、一人で悩んでウジウジしていた主人公がアルベチーヌとの結婚を決意するところで終っています。この主人公みたいな人が近くにいたら正直かなりめんどくさいだろうなぁ、と思いながら読んでいました。
作者のマルセル・プルーストはこの第四篇を書き終えた時点で死去したらしく、残りの三篇は弟たちが残された原稿から編集したらしい。残り三篇は各一冊づつで終了するが、手元にある第8巻のヴォリュームに少しゾッとしています。
「ダーク・タワー〈2〉運命の三人〈上〉 (新潮文庫)」スティーヴン・キング
★★★★☆
変転した世界で唯一のガンスリンガーである主人公ローランドと旅の仲間にあるジャンキーのエディとの出会いを描いた「ダークタワー」第二巻。 現実の世界へと通じる不思議な扉がどこでもドアみたいだなーって思ってしまった。 「運命の三人」である旅の仲間の一人がジャンキーでドラッグの運び屋ってのがなかなか凄い設定でおもしろいと思った。
「影をなくした男 (岩波文庫)」シャミッソー
★★★☆☆
主人公のオトコは富と引き換えに自分の影を手放してしまう。影を失ったことで、厳しい人生を歩むことになる主人公の冒険譚。 メルヘンチックな物語の中に、影を様々な比喩として捉えることができるような仕掛けがあり、大人が読んでも面白い内容でした。 終わり方がなかなか良かったと思う。
「仏教教理問答」宮崎哲弥
★★★☆☆
宮崎哲弥と5つの宗派の仏教者との対談集。 かなり専門的なお話が多く、仏教を学問として勉強している人でないとなかなか内容を理解するのは難しい思います。しかし、宗派による考え方の違いや、仏教の捉え方の違いなど学べて面白かった。もう少し勉強してから読むときっともっと面白いだろう。
今月のBESTはこれ!
<BEST BOOK>
「現代語古事記: 神々の物語 (学研M文庫)」竹田恒泰
日本人なら知っておくべき神話の数々!普通に面白いですよー☆
