「中沢新一の宗教入門」
★★★☆☆
キリスト教、仏教の話をごくごくわかりやすく解説し、最後に宗教の意味や必要性をまとめた本。
わかりやすいのはいいんだけど、わかりやすく解説するために様々な例えを用いていて、これがちょっと軽くなり過ぎている気がした。しかし、全体を通して伝えようとしている宗教観のようなものは理解もできるし、共感するところも多々ありました。
「心臓抜き」ボリス・ヴィアン
★★★☆☆
「うたかたの日々」に心臓抜きという道具が登場しますが、この小説はその道具とは関係ないです。
とにかく不思議な小説です。
精神科医の主人公ジャックモールがたどり着いた空虚な場所。そここで出会う人々。物語はあってないようなもので、不思議な情景描写や、出来事がなんとも味わい深いものになっています。かなり病んだ内容で、現代にも通じる部分はあると思うんだけど、ちょっとグロテスクなテイストが思いきって入り込めませんでした。
「うたかたの日々」とはまた違った感じがしましたが、文章に漂う幻想的な感じは通じる部分があると思います。
「荒木飛呂彦の奇妙な映画論」荒木飛呂彦
★★★☆☆
漫画家荒木飛呂彦がホラー映画をかなり熱く、そして理論的に語る一冊。
荒木飛呂彦がホラー好きってのは知っていたが、ここまで愛しているとは驚いた!まさにホラー映画をきちんと論でじていて、漫画家ならではの視点や、人間がホラーを見る意味について語っている。メジャー作品からマニアックな作品までとりあげている映画のラインナップも幅広く映画好きも納得の出来ではないでしょうか。
特にゾンビ映画の考察はさすがと言った感じ。ちなみに私のベストホラー映画もやはり「ゾンビ」です!ほのぼのホラー!癒し系ホラー!
「羅生門・鼻」芥川龍之介
★★★★☆
何度も読んでる「羅生門」たけど、この本は注解がかなり充実してて、また新鮮な気持ちで読めました。人間の不安定さや善悪の不安定さを描かれており、読むたび考えさせりる作品です。
「鼻」は芥川の出世作と言われていますが、とても面白かった。世間の目と自分の満足感をどのように整理するべきか?これも考える。
「芋粥」も人生の縮図のような作品だと思います。
中でも気に入っているのが「運」これは物質的な幸福と精神的な幸福どちらが本当の幸福か?という現代を生きる我々にとっても重要な問題でしょう。
「袈裟と盛遠」も切なくて良かったです。
「日本人はなぜ世界で一番人気があるのか」竹田恒泰
★★★☆☆
日本って実は結構世界から尊敬されてる国なんです。あまり知られていませんが、台湾における八田與一氏の貢献や、トルコの軍艦エルトゥールル号沈没の際人命救助に日本人が貢献した件、これらはもっと広く若い人達にも知っていただきたいと思いました。
この本の中でもっとも注目したのが食事に関する記述でした。「いただきます」という食事そのものに対する感謝の意。自然を神としてきた日本人独特の考え方により、食事そのものを神と考える感覚はもっと大切にしなければいけないと思いました。忙しい世の中を生きていると毎日食べている命に感謝する気持ちを忘れがちですからね。
「二十世紀の忘れもの-トワイライトの誘惑」佐治晴夫、松岡正剛
★★★★★
尊敬する佐治晴夫先生と松岡正剛の対談本。どちらも好きな方なので、その二人が対談しているだけでも嬉しい本だが、やはり内容もとても面白かった!一つのテーマに対して科学、芸術、文化、歴史、宗教からの話しを交えなが、ロマンチックな意見を交換し合うお二人に本当に憧れを抱きました。 知識の幅の広さも素晴らしいんですが、その解釈が本当に素晴らしいです。
やばい、、、
今月は全然本読めなかった。
「失われた時を求めて」の「ゲルマントのほう」でかなり苦戦しております。全然進まない!
解説本も並行して読んでるんだけど、こっちもなかなか進めないんだよなぁ~。
年内に読破できるのだろうか・・・
「失われた時を求めて」読み終わったら「戦争と平和」読みたい。
と、いうわけで今月のBEST BOOK!!
<BEST BOOK>
「二十世紀の忘れもの-トワイライトの誘惑」佐治晴夫、松岡正剛
科学と芸術と夢の世界。最高です。
6月はいっぱい本読むぞー!!!
私の最新DJ-Mixはきらめきシンセポップ☆こちらから聴けます♪
http://www.mixcloud.com/yu-ki-shibutani/plastic-mix-20130506/

