2008年の10月に大阪厚生年金会館で行われたSigur Rosの単独ライブは生涯のベストライブの1つです。
去年のサマソニでは夕暮れ時、日の傾きかけた時間に始まる野外ライブで、とても素敵なシチュエーションだったんですが、少し時間が短くて物足りない感じも正直ありました。
そして、単独公演は4年半ぶりだった昨日の神戸公演へ!
とにかく圧巻のライブでした。
ステージには薄いヴェールがかかっていて、メンバーはその向こうに側に。
たそがれ時に始まったライブ。
ステージ上の演出はまさに「たそがれ」のトワイライトの感覚がとっても素敵でした。
「たそがれ」とは「誰が袖」という日本語で、「誰そ彼」という感覚。
日がじょじょに沈んできて、隣にいる人の顔の区別がつななくなる時間。
二つの光がまじり一つになる。
「あの人は誰だろう」
「誰であろうと思う人は、あの人だった」
と読む。
薄いヴェールの向こう側にまるで「彼岸」のように別の世界が存在しているように感じました。
彼岸から奏でられる音楽は神秘的で、幻想的。美しくて、力強い。
こんな音楽を奏でらるれるのは本当に人間なんだろうか?
1曲目は「Yfirborð」という来月発売される新譜「クウェイカー」より新曲を披露。
幻想的な音楽と映像がいっきに会場を包みこむ。
2曲目「Ný batterí」の中盤でヴェールが外れ、世界が一つになる。
そして、「Vaka」
毒マスクをかぶった人々の映像が映し出され、色々と想像してしまった。
この辺りから心を完全に掴まれました。
続いてさらに新曲「Hrafntinna」を披露。
この曲かなり良かったです。新譜本当に楽しみになりました♪
「Sæglópur 」では水をイメージした映像が曲のイメージとマッチしていて、素晴らしかった。
続く「Svefn-g-englar」
この曲は僕がSigur Rosにハマるきっかけになった曲なので思い入れも強く、感動しました。
まさに神々しいという言葉がふさわしい曲です。
そして、「Varúð」
これは本当に良かった!映像も合わせて唯一無二の世界観を作り出していました。
この映像凄く好きなんですけど、↓これはライブで感動でした。
そして、「Hoppípolla + Með Blóðnasir」へと続き、幸福感は最高潮へと達しました。
映像も音も全てが輝いていて、幸せな音楽。
ここまで幸福感を体感できる音楽って他にないでしょう。
「Olsen Olsen」ではSigur Rosの持っている自然感のようなものを感じる。
自然に対する敬意、尊敬。
アイスランドの大自然を連想させる壮大な音楽です。
そして、新譜から「Kveikur」を披露。
今回のアルバムは少しダークなテイストを感じます。楽しみ!
ライブで盛り上がる曲「Festival」へと続く。
じょじょに盛り上がっていく感じが気持ちを高揚させてくれます。
本編のラストには新曲「Brennisteinn」でシメ。
新たなSigur Rosの世界を垣間見ることができました!
美しいけど、恐ろしい。
アンコールでは名曲「Glósóli」でさらなる幸福感を感じる。
本当に美しいの一言に尽きる。
ラストの「Popplagið」では轟音による圧巻のラストを飾りました。
Sigur Rosのような音楽は静かに聴くものだと思っているひとが多いからか、あまり体を動かしている人はいませんでしたが、とんでもないでしょ。
この曲聴いてたらいかに激しいか理解していただけると思います。
来月には新しいアルバムも出るし、再び来日してくれる日も近いことを祈っております。
