何度見てもいい!と思える映画はそうあるものでなありません。
僕の場合は特に
「沢山映画を見たい!」
と思っているので、同じ映画をもう一回見る時間があれば、新しい見たことない映画を見たいと思うタイプなのです。
なので、何度も見たくなる映画というのはそんなに多くないのです。中でも日本の映画で言うとその数はかなり少なくなります。個人的な趣味の問題なんだですけど、日本の映画で「いい!」と思えるものが凄く少ないからです。
しかし、昨日久しぶりに見た「萌の朱雀」という映画はもう何度も見てるし、何度見ても「やっぱええわぁ」と思えるのです。
この映画はカンヌ映画祭でカメラ・ドールを受賞した作品で、監督の河瀬直美は国際的に高い評価をされている。
この「萌の朱雀」は河瀬直美監督の商業作品としては最初の作品で、1997年に制作されました。
河瀬監督は地元の奈良で映画を作っていて、なら国際映画祭の実行委員会会長も務めるなど、地元を大切にしている印象があって好感が持てます。
「萌の朱雀」は過疎化をテーマにした映画で、ある田舎に住む家族を描いた映画です。
村から人が減っていき、予定されていた鉄道の線路が通る計画が中断されていくさびしい村の現状を静かに、自然の美しさと共に描かれています。
ある家族の視点で描かれているのですが、この家族も様々な問題を抱えていて、そんな家族と村の過疎化という移り変わっていく感情を見事に描いています。
青春の淡い感情の流れなども一緒に描かれていて、凄く切なくて、悲しい映画です。
僕が初めてこの「萌の朱雀」を観たのは確か1999年頃だったと思います。
最初に観た時の印象は「地味な映画やな」と思いました。でも、なんだか不思議な印象が残っていて、その後も何度も見ているうちに「これは凄い映画や!」と感じるようになりました。ジワジワきます。文学的な映画です。
映像というか、ロケーションの美しさもとても際立っていて、田舎に住みたくなります。
まだ見ていない方はぜひ!!!
