こぉたさんが小2になった時、3人の転入生が来ました。

2人は女の子、1人は男の子。

男の子には、同じ小学校に転入したお兄ちゃんがいました。

女の子はこぉたさんと同じクラスで、お話しも少しは聞いたようでした。


「長靴のまま電車に乗って、新幹線に乗って、おばあちゃんの家にお母さんと妹と行った」


私がこぉたさんに聞いて、覚えているのはこれだけ。

本当に着の身着のまま、逃げるようにご実家に避難したんだな。

静岡も安全とは言えないけど、こちらに実家があってよかったね。


全然「安全」とは言えないけど


男の子は別のクラスだったけど、忘れられない話しがあります。

授業中、先生に指されて答えた時に「発音」が違ったようなのです。

それをクラスの男子が指摘した時、先生が「方言」の話しを始めたそうなのです。


皆は他に、聞いた事無いか?


「おばあちゃんの家に行くと知らない言葉がある」

「じいちゃん、何言ってるのかわかんない。でもお父さんはわかるんだって」

「ナニソレ、すげーっ!」


結局、学年を通して道徳の時間に「方言」について学ぶ事になったようです。

こぉたさんも名古屋へ行った時、私の友達に「同じコト言っても、上がるところ(イントネーション)が違うね」とか言って、納得していました(静岡にも方言あるけどね)


発表で指摘されたって事は、その子もあまりしゃべらなかったんだと思います。

些細な事だけど、子供にしたらオオゴトなんですよね。

しゃべり方が「みんなと違う」って。

その授業後、みんながその子の席に行って「しゃべってみて!」「凄い!」「コレはなんて言うの?」みたいな感じで、すっかり馴染んだようでした。

低学年だったのも、良かったんだろうな。

みんな可愛かった。


娘も可愛かった・・・


い や・・・

い ま も か わ い い で す よ

い ま も・・・ (TωT)


自分の娘の事はイイのだヽ(`Д´)ノ


横浜のニュースを見て、なんでそうなっちゃったんだろう?って凄く悲しくなって。

憤って。なんでだろう?って。

やっぱり「大人が悪い」んだと思う。

じゃぁどうしたらいいのか?って考えると難しいけど。

難しいけど、考える。

大人が考えて、考えて考えて、子供達が自信をもって育つ世の中にしないとダメだと思う。


でも難しいよね。

自分の子供だけでも、難しい。


文部科学省のHPに「子供の徳育の充実に向けた10の提言」というのが書いてあるんだけど、全然知らなかった。

凄く良い事が書いてあって、でもこれは社会全体で取り組まないとダメで。

今の社会に、そんな余裕ないよなぁと思う。


言うのは簡単だよ?でも、コレを提案した人が出来るのか?って考えると出来ないと思う。

これだけの仕事をこなして、家でも良き親で、社会でも模範的な人間で、地域にも貢献できたらSF。

いくら能力が高くても単純に、時間が足りない。


簡素化と言っては失礼だけど「職場で真摯に働く時」「社会で模範的な時」「地域貢献している時」隣に「子供」が居れば、割と簡単に「徳育」が出来るような気もするけど、子供にも人格あるし、子供も忙しいし。

大人のすべてが、人格者じゃないし。

殺人事件や横領や偽造のニュースを毎日見るし。

文部科学省のHPに「大人自らがそのモラルの向上に取り組むとともに」と書いたところで、読むのは暇な大人(私か)ダケだろうし。


本当に難しいです。