こぉたさんが、国語の資料を読んで「なんかオカシイ?」となっていました。

彼女が好んで読んで暗記している「論語」と、訳が違ったようなのです。



学 「古きをあたためて 新しきを知れば もって師たるべし」

本 「古きをたずねて 新しきを知る もって師となるべし」



故知新」の「」をどう解釈するか?

でしょうか。


漢字辞典を調べたら、「温」には大切にするの意味もありました。

使用例は「存」


国語の資料では「古い事柄を研究して」

本には「古い事をよく勉強し」


意味はほとんど一緒です。

こぉたさんは本の方を暗記しているので、国語の資料が読みにくくて、仕方が無かったみたいです。


「だから、国語って、キライ」ヽ(`Д´)ノ


面白いと思えないのは残念ですが、彼女は算数好きな人なのでまぁ仕方が無いですね。




私は若い頃、わりと洋画を見に映画館へ通いました。

当時は吹き替えなんかなくて、字幕ばかりです。

最初の方で画面に「翻訳者」の名前がでると「今日はメンドクサイなぁ」とか「今日は楽だ」とか、思ったものです。

個人の好みの問題ですよね。

言葉の感性・センスの問題で、絵画と同じかな?

自分に合うか、合わないか。みたいな、曖昧な部分が影響すると思うんです。


その程度の事なので「温故知新」もあまり深く考えず「そーゆー解釈もあるのか~」ぐらいに思ってくれると良いのですが、まぁ彼女の気質だと難しいかなぁ



個人的には「古きをあたためて」よりも「古きをたずねて」の方が好きです。

勉強の基本?根本?は「知りたい」衝動を、行動に移すことだと思うから。



自分から、訪ねて行って欲しい。

古い世界へも、新しい世界へも。


きっと扉は、開かれる。


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